TOPページ 山旅会とは 入会案内 山行計画 山行記録 アルバム 質問箱

山 行 記 録

2007年の山行記録

第3253回          天覚山〜天覧山          12月24日
 23日雨のため24日に変更。暮れで電車の登山者は少ない。東吾野駅から踏み切 りを渡る。十分で分岐で尾根コース。急で展望が広がる。天覚山は南面から川乗山・ 有間山、遠く飯能の町が見える。急な下り、道標のない分岐は左へ、鉄塔の手前を右 へ下る。尾根の道は末端が崖になっている。東峠から登り返す。分岐は右へ、右手は ゴルフ場で登り下り。時間がかかる。落ち葉の素敵な道も静かな久須美峠から順調に 進む。久しぶりに開けた久須美坂で昼食。日高団地の迂回路から自動車道は右へ、五 分で左に道標。急な上下で多峰主山の間近に出る。頂は全周の展望。東京、三浦、丹 沢、奥多摩、秩父。天覧山では富士、陣場、日の出、鷹ノ巣も。 地方の雰囲気の飯能。マルヒロで反省会。スルギの続きの山で静かな事は分かってい た。
 思いがけず歩き甲斐のある山で一年をしめられた。

第3251回     クリスマス  籠の登山      12月22〜23日「アルバム」の写真を見る  
 佐久平駅からジャンボタクシーで地蔵峠に向かう。標高800m辺から日陰に雪がチ ラチラ見え出す程度で予想より雪が少ない。地蔵峠に着いて身支度を整え、湯の丸ス キー場駐車場終点からゲレンデに沿って登る。リフトの最上部から林道に入るとト レースが無くなるが新雪も20〜30p程度しかなく、ラッセルするほどのこともなく歩 行が捗り12:10兎平に到着。テントを設営し、三方ヶ峰に向かう。池の平湿原までは ゆるい降り、湿原の中に設けられた歩廊を渡り"忠治の隠れ岩"なるものを見物して、 そこから一寸した登りなのだが木道に雪が被さり木道の幅を外すと落ち込むので歩き 難かった。13:55三方ヶ峰2040mに到着。雪が舞って展望は皆無。往路を戻る。
 23日、7時出発。樹林帯の白一色の世界、幻想的な雰囲気の中を快適に歩き、頂上 近く樹林帯を抜けると兎平の黄色いテントが見えて来た。上部は雲が覆っているが湯 の丸、烏帽子、高峰温泉や根子岳・四阿山も裾野を見せており、この時期としては気 温も高く風もなくまずまずの展望を楽しむ。テン場に戻り、時間も十分あるので大休 止。テントの脇に雪のテーブルを作りしばしのティータイム。10:50テントを撤収し 下山にかかる。林道を進むに連れて青空が広がり、篭の塔山が真っ白に輝いているの が印象的だった。前日よりも客数の増したスキー場の端を下って地蔵峠11:55着。佐 久平駅に戻り、駅前のソバ屋で反省会をして帰る。

第3250回          奥武蔵  丸  山          12月15日
 池袋7時6分発に乗車。途中からの乗車組や現地直行組を含め、芦ヶ久保駅8:40に 17名が集合。国道をなるべく旧道をたどりながら歩き、民家の軒下に吊るされた干 し柿を見たりして赤谷から登山道に入る。振り返ると両神山をくっきりと眺めること ができた。まもなく植林の中の登山道が続くようになり展望は無くなる。一箇所橋の 無い沢を渉ると急登となり、やがて大野峠に出ると一転して明るい尾根上の道に出 る。明るく開けた896mのパラグライダー発進地をすぎて丸山11:30到着。場違い なほど立派なコンクリート製の展望台に上るとおよそ360度の展望が得られた。展 望台直下の芝生の上でランチタイム、風も無く絶好の陽だまりハイク気分を味わう。 下山に掛かり、県民の森分岐を過ぎる頃から曇り空となり、陽が蔭ると少々寒く感じ られた。防火帯のすべりやすい道を下り、倉掛の集落に出ると眼下に芦ヶ久保の駅舎 が見えるようになる。分かり難い里道をMさんのアドバイス受けながら13:50出発 点の芦ヶ久保駅に戻る。

第3249回          初滑り 志 賀 高 原          12月15〜16日
 14日(金)23時 JR大井町よりバスで出発、翌朝4:20サンバレー着。仮睡朝食後、 9:25発のバスで硯川経由"横手山"渋峠"へ。吹雪で風があり体感温度?15度、数える ほどしかスキーヤーの姿を見ない中、程よい新雪を快適に楽しんだ後、熊の湯エリア に移動。スキー場は熊本・神戸から来た高校生の団体が多く見られるが、積雪約60c mでほぼ全部のリフト運行、混雑殆ど無し。昼食をはさんで滑り14:25発のバスで蓮 池下車。蓮池経由サンバレーへ。16時過ぎまで滑る。
 16日8:30からサンバレー、蓮池、ジャイアンツ、西館山、ブナ平で深新雪を快 走、サンバレーへ滑りながら戻る。昼食はつきたての餅を食べ14:30サンバレー発、 19:15高円寺下車、阿佐ヶ谷で反省会後解散。
 シーズン始めとしては楽しめた。今シーズンは積雪量の心配はなさそうだ。

第3248回          忘年山行 太田金山          12月9日
 浅草8:06発電車で太田へ向かう車輌は最初貸切状態だったが、北千住・春日部と乗 客が多数乗り込んできた。快晴に恵まれた車窓からは富士山や丹沢、奥秩父の山並み を望めた。10:05太田駅で全員の顔がそろう。Aコース22名、Bコース13名、C コース4名の総勢39名、各コースにわかれ金山の山頂である新田神社を目指す。
 A・Bコースは、市内を抜け受楽寺山門前からガケ山〜親水公園に出る。ここからA コースは砦跡の八王子山を越え松風峠を経て新田神社へ、Bコースは万葉の碑を経て 大手道から新田神社へ、Cコースはタクシーで子供の国まで行き西側から最短距離で 新田神社に出て、きのこ汁を作る場所を確保。12:00過ぎ全員揃って金山城の日の池 脇の石垣に囲まれた空間で昼食となった。大コッフェル4ケで「きのこ汁」を作りに すぐに取り掛る。広い城跡には登山者・観光客の姿はあったものの広い空間の中で暖 かい日差しを浴び、談笑しながらきのこ汁を残らず味わった。
 南曲輪跡の展望台から関東平野を一望後下山へ、全員同じコースをとり、西城の物 見櫓跡の展望台から榛名山、赤城山、荒船山など見て西矢倉台〜駐車場〜大光院へと 下り、大光院に参拝して観光大門を経て太田駅前に出て解散。駅近くの食堂での反省 会組と直帰組に別れて帰路。

第3247回          影信山〜陣馬山          12月2日
 おだやかな小春日和となって、高尾駅前は登山客で大賑わい、我々の乗る9:12発の 小仏行きの行列はバス3台で対応していた。9:40身支度を整えた後歩き始める。登山 道は小仏トンネルの上を横断しているので車のすさまじい音に驚かされる。影信山到 着10:50、茶屋でビールにてんぷらを楽しんでいる人や餅つきの音でにぎやかだ。 平 坦な杉林の道を快適に歩いて12:15明王峠着、昼食とする。明王峠から45分で陣馬山 頂着、奥多摩の山などの展望を楽しむ。栃谷尾根を下り、途中で温泉組と直帰組とに 別れるが、陣馬の湯は三軒とも断られ、藤野駅前で反省会。

第3246回          川苔山〜本仁田山          12月1日
 古里駅着8:19で全員集合。自己紹介をして早速出発する。駅から青梅街道を右に行 くと道標がありそれに沿って右に曲がり青梅線を越え、舗装道路をしばらく歩くと階 段の前に登山口の標識あり。ここから山道となる。健脚ぞろいのメンバーはすこぶる 快調で、トップのTさんもいいペースで引っ張る。途中崩れたり、道の細いところ があり、要注意だ。左の谷間には大規模な石灰岩の採掘場があり、尾根のかなり上の ほうまで削られている。ちょっと無残な姿である。長い標高差1100mある尾根を2回 休息しただけで眺めのいい川苔山の山頂に到着。天気は最高、ぽかぽか陽気のなか、 昼食とする。
 本仁田山へは鋸尾根と呼ばれる急なアップダウンの道を歩き大ダオへ到着する。こ こからの登り返しは見た目ほどきつくなくあっけなく本仁田山山頂に到着。東側の眺 めがいい。ここから急な下りが続き、膝ががくがくするころ林道に下りつく。奥多摩 へは名残の紅葉を楽しみながら歩き、反省会組と帰宅組に分かれる。

第3245回          金 峰 山          11月24〜25日
 1日目 佐久平経由を変更して新宿7:00のスーパーあずさ1号で出発。小渕沢で小 海線に乗換えて信濃川上着10:02。タクシーで廻り目平の金峰山荘まで入る (¥6600)10:35。山荘脇のキャンプ場でトイレを済ませ11:00出発。金峰山へは沢沿 いの林道を行くが、前日までの寒気で沢の表面が凍結していて美しい。1時間ほどで 林道終点に着き昼食にする。ここから山道になり、八丁平への分岐を過ぎ丸木橋を 渡ってしばらくは急な登りも無く、30分位で最終水場の標識をみる。このあたりか らジグザグの道になりシャクナゲの木が目立ち始める。花の時期は良さそうである。 標高2150mの中間点は小川山の岩場が見下ろせ展望も良い。さらに1時間ほど樹林の 中の道を行き、岩場が出てきてから僅かで15:10金峰山小屋に着く。天気も良いので ザックを小屋に置き山頂を往復してくることにする。岩のごろごろした道を登り山頂 に15:45着。15分ほど展望を楽しみ五丈岩経由で小屋に下る。小屋の前まで戻ると 太陽が北岳の肩あたりに沈みかけていたので寒いのを我慢して夕焼けを観賞してから 小屋に入る。
 2日目 快晴。7:00小屋を出発。小屋から巻道を通り千代の吹上から富士見平へ向 かう。道には雪が少し残っていて凍っている場所もあり慎重に下る。砂払いの頭と大 日小屋で休憩を取り10:05富士見平着。計画には無かったが、時間が早いのと天気も 最高なので瑞牆山を登ることにする。サブザックの用意をしていなかったのでザック をそのまま背負って往復。快晴の山頂からは白馬方面の北アルプスを眺めることが出 来た。富士見平に戻り瑞牆山荘着15:15。山荘前のバス停から15:30発の韮崎行きのバ スに乗り韮崎駅に16:44着。16:52発の各駅停車で甲府まで行き、甲府始発のかいじ 118号で帰京。

第3244回          沼沢尾根から馬仏山          11月24日
 無人の川井駅改札口を出て、線路沿いに御嶽駅寄りに約50m進み石段を数段降りた ところにある、「山林愛護」の白柱脇から登り始める。直ぐ急登になるが電力会社の 「新秩父線34号鉄塔に至る」を目印に踏み跡を登り詰めていく、30分程登ると頭上に 送電鉄塔が見えてきた。そこにカモシカの姿が、逃げる様子もなく、我々一行を見下 ろしている。暫らく目線を合わせていたが、我々が足を進めると山林にその姿を隠し た。鉄塔下(10:40〜55)で休憩後、再び急登を尾根沿いに登り、岩場を右に巻いて登 ると710メートル園のピークであり、そこから北西に進むと。馬仏山の山頂で山名標が立ち 木にぶら下がっているだけで、眺望もさほど望めない。昼食後(12:00〜12:30)北側へ 下り、登山道に出て惣岳山の岩場下から、まき道に入り惣岳山東下分岐(仮称)から樹 林の中を下り沢井駅へ、解散後阿佐ヶ谷「かりん」にて反省会。

第3243回          加住丘稜歴史散歩          11月23日
 東秋留駅9:35発、二ノ宮神社9:40。多摩川と秋川の間の秋留台地の東端に二宮城 跡。1356年木曽義仲の七代孫を称する大石重信が初代。1415年犬懸上杉氏憲の禅秀の 乱では関東公方足利持氏側に、永享の乱では関東官領山内上杉憲実側についた。東秋 川橋を越え、ホテル高月城の脇の山道を登ると高月城跡、現在は篠に覆われた土塁に 囲まれた畑。多摩川の浸食の急崖を見ながら南へ。古河公方足利成氏側に付いたが降 伏し、山内上杉の属将(武蔵国守護代)になる。1521年滝山城、1546年北条氏康対足 利成氏、山内扇谷上杉の河越夜戦。負けて氏照を養子とし定久は隠居した。1561年上 杉謙信の関東進攻。1569年武田信玄にも耐えた。霞神社で昼食。ココア。奥武蔵多摩 川見える。低山とは思えぬ風景。一面の桜。自然林の平坦な道。小宮駅への途中でバ スに乗る。

第3242回          火戸尻山〜鳴虫山          11月23日
 7:10の快速で浅草発。下今市からタクシーで小来川の坂本バス停へ、郵便局があり 駐車場で身支度を整えて9:35に歩き出す。舗装道路から尾根末端の八坂神社の石段を 登ると小さな祠の脇に石仏があった。祠の左裏手から荒れてはいるが踏み跡はしっか りしている尾根を北に辿る。小さなピークをいくつか越え675mピークで西に方向転換 すべきところを踏み跡明瞭な北へ辿って少し下ってしまう。675mピークに戻り昼食11: 40〜12:00、細い木に巻かれた赤ビニールテープの上に書かれた極小の矢印を中丸さ んが見つける。杉樹林帯の尾根道の中に露岩が点在するようになった後、ひと登りで 火戸尻山頂へ12:45着。北に緩く下る途中で登山者と初めて出会う、こちらも驚いた が相手もビックリ顔であった。途中の木々の間から女峰山、大真名子山、男体山など を見る。730m鞍部から登り返しとなったが急斜面できつい。鹿用?の長く続くフェ ンスの横を辿り鳴虫山近くになって「この先登山道はありません」の表示。下山に 我々が辿ったコースに入らぬための注意書きだ。14:55鳴虫山頂着。人気の山も時間 が遅いため人影なし、夕日で染まり始めた日光連山の展望を楽しんだ後下山にかか る。夕暮れと気温が下がるのを感じて自然と早足になる。神ノ主山15:50、日光市街 を左手眼下に見てさらに下る。暗くなり始めた中に黄色の葉が目立つ、紅葉を見るよ うになって日光側からの登山口へ16:20に出る。商店街を通り東武日光駅16:35到着、 区間快速16:58発に乗車。席を確保するが回りは英語・中国語が飛び交う中で反省を しつつ帰路。

第3241回          古 賀 志 山          11月17日
 宇都宮在住のリーダーが待つ東武鹿沼駅に申し込み者全員が同じ列車に乗車して集 合。タクシーで不動滝の登山口に向かう。身支度を整え、10:15から広い登山道を歩 き始める。ロッククライミングを楽しむパーティーを眺め(さすがに普通の登山者よ り若い人が多い。)、休憩を一回はさみ、最後にちょっとした岩場・はしごを登って 御岳山に到着。標高は541mと低いが眺望はよい。ガイドブックによれば古賀志山よ り展望がよいとあったので、少し早めの昼食とする。案の定、展望のきかない古賀志 山では記念写真を撮るだけとし、見晴らし場に移って紅葉の山々を見渡す。やはり、 東北やアルプスの山々ほどの鮮やかさはないようだ。富士見峠を経て赤川湖に向か い、13:40には早々と宇都宮森林公園の駐車場に到着。タクシーを呼び新鹿沼駅に 戻った。やや遅い出発で、短めな歩行時間だったが、日の短い晩秋をゆったりと楽し めた山行であった。

第3238回          荒 山・鍋 割 山          11月4日
 高崎から両毛線で前橋へ、予約のタクシーで登山口の箕輪バス停まで入る (\5700)この辺りの紅葉が見頃で山頂はすっかり落葉していた。9:45荒山高原登山 口を出発、最初は巾の広い階段状で歩きにくい。ゴロゴロとした石の急坂に変り 10:40荒山高原着。 荒山への道は両側がツツジに覆われ、花の頃は見事だろうと思 われる、荒山着11:20うす曇だが風もなく穏やかな天気で、ゆっくり昼食とする。 リーダーの古希をケーキで祝っていただき、しばし盛り上がる。 避難小屋を通る コースで荒山高原に戻り、鍋割山へ向かう。ゆるやかな登り降りで名残りの紅葉の展 望を楽しみながら歩く。赤城山南端の鍋割山からの展望を期待していたが浅間山も見 えず残念だった。同じ道を荒山高原まで戻り、タクシーを予約して箕輪バス停着 15:00、前橋駅前のレストランで反省会。

第3237回          平 標 山  Aグループ          10月27〜28日
27日、突然の台風発生で中止にするか迷う、土曜の昼頃までなら影響もそれほど なさそう、日曜は晴れ予想、コース変更して行くことに決める。東京発7:48のMAX とき307号で出発。平元新道を登ることに変えたので、越後湯沢発9:15のバスに乗り 9:50平標山登山口バス停下車。近くの建物の軒下で雨具を着け10:15出発。林道を1 時間ほど歩き平元新道の登山口11:10到着。傘をさしたまま腹ごしらえして出発。道 は整備されているが階段続きでとても疲れる。しぱらくすると雨が本降りになり、道 の上を水が流れはじめ急なところは沢のようだが樹林の中なので心配はない。途中一 回休憩を取り12:55小屋着。新築された平標山の家は営業小屋と避難小屋の2棟が並 んで建っている立派な小屋になっていた。宿泊客は我々の他は同じバスに乗っていた 4人パーティだけの8名だった。夜半から風と雨が強くなり時々目が覚める。
 28日、5時半過ぎ起床。外に出て見ると東の空に晴れ間が少し出ているが、まだ 雲は多く平標山から仙の倉の稜線はすっぽり雲に覆われている。予定では仙の倉山を 往復して日帰り組と平標山の山頂で11時に待合せとしていたが、朝食を終えた後も 天気の回復が遅かったので仙の倉を諦め、前日歩けなかった大源太山を往復してくる ことにする。往復している間にすっかり天気も良くなり展望が開けてくる。小屋に戻 り9:35に山頂目指して出発し10:25山頂着。やがて日帰り組が見えてきて10:45無事合 流。休憩後、11:30全員で下山開始。松手山から二居に下る松手尾根コースに変更 し、下山後「宿場の湯」で汗を流しバスで越後湯沢に戻り駅前で反省会をして帰京。

                      Bグループ
 台風通過により、27日関東は大荒れ。Bグループは予定通り28日、Max301で 越後湯沢着7:25。タクシー30分で登山口まで入る。車道歩きなし。登山口は高度 1030m、水場あり。8:40出発。台風一過で木々が鮮やかだ。平元新道1hで平標山の 家に着く。Aグループはどうしただろう。仙ノ倉山が目近 に座る。9:55平標山にむけて木の階段を規則正しく登る。途中から、山頂で手をふる 人影を認める。Aグループだ。感動。朝、天候が悪く仙ノ倉はやめ、大源太山(河内 沢の頭)を往復したとのこと。A、Bともに家のオヤジの○○○の話で盛り上が り、11:30までじっくり休む。松手山への下りは、風も強く斜度もきつい。紅葉は色 合いがシブイ。12:30松手山。そこからは予定を変更し、松手尾根を下る。木の根の 上にぬれ落ち葉が敷き詰められた足下に、ヒヤリハットの連続。一度林道に出るが、 すぐ近道に入り暗い杉林となる。宿場の湯でさっぱりとし、乾杯。歩いて二居田代ス キー場のバス停へ。15:56発、30分。越後湯沢駅前で、あらためて反省会をし、18:00 からの新幹線で、分かれて帰る。

第3236回          宮路山〜セイメイバン山          10月28日
 27日は雨、順延にする。高尾7:46発、大月駅前8:38発バスで奈良子入口下車。 車道を30分ほど歩くが用沢集落入り口を通過してしまい菅沼集落から登る。道を尋ね て畑の道から荒れた山道を辿り尾根道に入った。なかなかの急勾配の道が雑木林の中 に続く、青空だが爽やかで大汗は出ず。紅葉がところどころ見ごろ、背後に百蔵山と 権現山を見る。宮路山11:25着、稜線歩きは左手にセイメイバン山への尾根を見て進 む。大岱山への途中の小さな瘤の陽だまりで昼食。大岱山分岐12:45、5分で大岱山 着。富士山・三ツ峠の展望良。分岐まで戻る。セイメイバン山へは鉄塔巡視路でもあ る緩やかな下りで快適。13:25セイメイバン山頂着、初めて登山者と出会う。サクラ 沢峠14:10、予定していた左東奥山への道は樹木で×を示していた。尾根を直進し林 道に出てから左、東奥山集落に出ることにした。踏み跡を辿り小ピークを三度越して 林道に14:40出る。タクシーを呼べる目印となる場所、民宿「大藤荘」前に15:25到 着。携帯でタクシーを呼び大月へ、解散! 反省会・直帰組と別れ帰る。

第3235回          熊 倉 沢 左 俣          10月21日
 変身し綺麗になった立川駅の通路。武蔵五日市駅集合。タクシーで南郷へ、矢沢林 道橋の所で閉鎖、ズタズタな林道を35分で熊倉沢出会い9:25着、作業小屋あり。仕事 道を5分行って沢に入る。西沢を分岐し二段の滝、水アカはない。更に二段の滝、一 昨日の雨で水量がある。流れの右を登り左に移る。一見右が巻けそうだったがダメ。 上の滝は傾斜が緩いが中程にホールド無く左のスタンスに両足を乗せる。左にホール ドの滝は中央も可、更にトイ状の滝。10:50二俣を右へ、傾斜の緩いガレ沢、突然水 が切れる上の二俣は左。おまけのナメ滝、木につかまり登ると稜線に出た。左へ僅か で軍刀利山西峰12:10着、昼食。生藤山より三国山の方が展望、富士山、大菩薩、雲 取山。軍刀利神社13:55、井戸のバス停14:25着。バス待ち1時間の間ザイルの講習。 上野原から八王子に出て反省会をしてから帰路。

第3234回          岩  菅  山          10月13〜14日
 東京発7:52の「あさま」で出発。長野から志賀高原方面のバスに乗る。何と6月か ら10月まで土曜は往路無料とのことで2000円以上得してしまう。蓮池で乗り換 えて一の瀬へ。12時に歩き始める。最初は水路に沿った水平道。底清水で岩の下か ら湧き出す水を水筒に汲む。実に美味い。荒板沢を渡ると登りになり、稜線のノッキ リに14:42着。途中から岩菅山が立派に望まれたが、今年は紅葉が遅れており余り色 づいていなかった。そこから好展望の尾根を登って15:30岩菅山頂に到着。山頂直下 の小屋にまず場所を確保してから展望を楽しむ。同宿は7人パーティと単独の男性で ほぼ満員。さすがにかなり冷えるので日本酒は熱燗。夜はチラッと小雪も舞うが、夜 半から星空。
 翌14日は4時起床。5時半過ぎに小屋を出る。夜明け前の空に尾瀬・日光、奥秩 父、八ヶ岳、富士、浅間、四阿、北アルプス、戸隠、妙高など360度の大展望。2 0分ほど歩いたところで日の出を迎え、裏岩菅山に6:18着。展望を楽しんで大休止を 取る。ここから中の岳を経て烏帽子岳までの約1時間40分はすばらしい展望の縦走 路が続く。北アルプスは白馬から穂高まで一望。烏帽子岳から急な滑りやすい下りで 鞍部になり、少し登り返して笠法師山。そこから約1時間水平に山腹を巻いたマムシ 沢の頭から長い下りとなる。急で滑りやすく、何人か転倒。13:35やっと切明温泉に 下り着く。ところがここから舗装道路が登りになって、高差約100mも登らされ た。鳥甲山を望みながら車道を歩いて14:40和山温泉の仁成館に到着。入浴後ビール で乾杯してからまた15分ほど登り返してバス停へ。津南乗り換えの長いバス旅で越 後湯沢に出て、新幹線で帰京した。

第3233回          栗  駒  山          10月13〜14日
 東京駅7:04発、雑談と車窓の景色を楽しんで一ノ関9:45着。ジャンボタクシーで須 川温泉に向かうが栗駒山の山肌が紅葉で染まっているのが一目。渋滞もなく須川温泉 着、広い駐車場は満杯で大賑わい。キャンプ場は駐車場を抜けた高台、テント設営・ 昼食後サブザック姿で12:10歩き出す。売店横に作られた足湯に観光客が並ぶのを見 て登山道に入る。温泉宿裏手は一面の黄色、湿原は完全な草紅葉まではいかず少し緑 が残っていた。木道が敷かれ人の列。硫黄臭の地獄谷を抜け、昭和湖12:50着、火山 特有の乳青色。背景は紅葉真っ盛り。下山者と交差しながら稜線の天狗平にでると南 斜面も見え、栗駒温泉側からの道、秣(まぐさ)岳の道と合流。前方に奇妙な天狗岩 が立つ、火山礫の大きな塊。傍を通過し南斜面が切れ落ちた尾根を進み栗駒山頂 13:50着。広い山頂は大賑わい、背の高い山頂表示前で写真を撮るのも順番待ち、表 側は混雑していたので裏側を入れて記念撮影。産沼コースを下るが遅い時間になった ので、静かな雰囲気で下る事ができた。名残ガ原に出たら散策組で混雑、足湯に並ぶ 人数はさらに増えていた。テン場に戻ると二張り増えていた。夕食はシュウマイ、サ ラダ、キムチ鍋。夕食後露天風呂へ、料金500円也、大きな湯船に我々だけ、裏の大 岩がライトアップされているが湯気でぼんやり。満天の星空を見上げてテントに戻 り、身体がポカポカのまま寝袋へ入る。
 4時すぎ起床、餅とラーメンの朝食。快晴、サブザックで出発。駐車場は早くもマ イカーの列、背に朝日を受けながら舗装道路を下り、湿原・須川湖を右手に見た後、 6:35秣岳登山口にでる。稜線近くまでは樹林帯の中、高度を上げると視界が開け、目 指す秣岳斜面の紅葉が素晴らしい。7:40山頂に到着した時ガスが流れ一時視界が悪く なったが、すぐに晴れた。栗駒山とつなぐ稜線は秣岳縦走コースと記され尾根湿原の 草紅葉、空に進むような木道、台地状の紅葉高台・岩稜帯、広がる斜面は黄・赤・ 紅・深緑が点在し最盛期で素晴らしいの一言につきる。しかも登山者がなく静寂。展 望岩頭近くになって数組の登山者と出会う。9:40天狗平に出ると前日にも増して大勢 の登山者。栗駒山頂では山頂標識の表側を入れて記念写真。下山は東栗駒コースに入 り自然観察路を下る。11:40須川温泉に出ると車は大渋滞。テント撤収、温泉に入る 話も渋滞で無理となり舗装道路を1時間ほど歩いて下り、タクシーと合流する話にな る。2時間歩いて渋滞の中にタクシーを見つけ乗車、乗ったのはいいが動かない。約 30分の渋滞後なんとか流れ始め一ノ関に出ることが出来た。翌日から秋田駒・乳頭山 に登る計画で盛岡に向かうOさんを見送り1時間後の17:47発新幹線に乗車しのん びりと帰路。

「アルバム」にまだまだ紅葉の写真があります

01.jpg

05.jpg

09.jpg

自然観察路分岐付近より見上げる

     しろがね草原の木道

  天馬尾根の岩稜ピークから


第3232回          美 ヶ 原 〜 茶 臼 山          10月13日
 新宿7:00発あずさ1号に乗車、天候は曇り空であるが、列車が進むにつれて、薄日 が差し、甲府を過ぎるころには快晴になり、車窓から甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳の眺望が得 られる。松本駅より予約のタクシーで美ヶ原高原へ11:00。まだ紅葉には少し早いの で訪れる人もまばらである。自然保護センターから遊歩道を歩き王ヶ鼻へ11:30、穂 高連峰が望まれる。休憩後来た道を戻りわずかに登ると、最高峰の王ヶ頭山頂 (2,034m)に着く。美ヶ原高原台地の牧草地を見ながら昼食12:00〜12:20。牧棚に添っ て下り、塩くればから右に進み牧場の中に入り広い牧草地を越え、少し登ると茶臼山 13:30である。山頂から南に下るが、木々が薄っすらと色づき、道脇にはススキが茂 りとても気持ちのよい尾根沿いのコースをゆっくり下り予定どおりの時間に扇峠 15:00に着く。タクシーで浅間温泉にある枇杷の湯へ、汗を流しバスで松本駅に出て 駅前で反省会、18:35発のあずさ34号で帰路となった。

第3231回          鳥  海  山          10月6〜7日
 6日、新潟経由で羽後本荘に出て由利高原鉄道に乗り換え、終点の矢島駅まで乗 り、タクシーで登山口の祓川まで入る。祓川ヒュッテの前を通り、草紅葉の見頃を迎 えた竜が原を横切って、タッチラ坂を進む頃は岳樺の黄葉が美しい。続々と下山者と 擦れ違うが上りは我々のみ、賽の河原で一休みして七つ釜避難小屋15:50到着。15 名収容の小屋は他に同宿者なし。水場は近くにあるがこの時期は水流が涸れて水溜り になっていたが必要な量は確保できた。夜は満天の星空で夜景もきれいだったがその 分冷え込んだ。
 7日、6:05出発、夜が寒かったせいか霜柱を踏む。大雪路では夏まで雪渓が残ると のことだがこの時期は残雪は皆無。氷の薬師では文字通り薄い氷が張っていた。七高 山近くなると火山地特有のザレた道で歩きにくい。鳥海山の一峰七高山へ8:30に到 着。上空に少し雲はあるが360度の展望あり、栗駒山、月山、遠く岩木山まで望む ことができた。一旦火口壁を降り、岩稜を登って最高峰の新山に立つ。眼下には日本 海の海岸線と飛島が見えていた。大物忌神社に参拝してから千蛇谷を下り、七五三掛 けに出ると猛烈な風が吹いていた。御浜神社からは整備された石畳の道が延々と続く 中、紅葉を鑑賞しながら鉾立に13:55着。しばらくバスを待って酒田に出て、再び新 潟経由で帰る。

第3230回          尾瀬ガ原から尾瀬沼          10月6日
 東京駅前発の夜行バスで出発、22:10湾岸道路から関越道に入る。戸倉で乗換え、 満天の星を眺めながら待つ、鳩待峠5:00着非常に寒くそのまま歩き出す。山ノ鼻への 降り道への木道はうっすらと霜に覆われて非常に滑りやすい。山ノ鼻着6:15、気温 6℃寒い中朝食をとって6:45出発。尾瀬ガ原は朝日に光る至仏山と草紅葉が美しい。 まわりの山々の紅葉はまだはじまったばかりで所々うるしの赤やホウノ木の黄色が目 立つ。朝靄に浮かぶ燧ケ岳や池塘で鴛鴦の番をみつけたり原の景色を楽しむ。竜宮十 字路7:45。見晴らし十字路から白砂峠を越えて沼尻平へ退屈なゆるい登りが続く、美 しい白砂田代があらわれてまもなく沼尻平10:25着。尾瀬沼を眺めながら昼食をと る。沼の景色を眺めながら大江湿原を通って沼山峠着12:50、バスを待つ間に早速 ビールで乾杯、運良く予定より1時間早く臨時バスがあり会津高原発15:35電車に乗 車、ビールを買いこんで車内でゆっくり反省会をして帰路に着いた。

第3229回          茅ガ岳〜金ガ岳          9月30日
 日替わりで変わる天気予報に悩まされたが、雨を覚悟で行くことを決める。新宿発 7:00のスーパーあずさ1号で出発。韮崎駅で雨具を着けて準備をしてからタクシーで 登山口の深田記念公園の駐車場まで入る。しばらくは広い道を歩くので傘をさして9: 20出発。登山道は女岩の少し手前までは緩やかな登りの広い道で歩きやすい。道が細 くなり岩が出てくるようになる頃女岩に着く。ここからはいよいよ急な道になるので 雨具だけで歩くことにする。道は急だがジグザグにつけられていて登りやすい。尾根 に出てしばらく歩くと「深田久弥終焉の地」と書かれた石碑の立つ場所に出た。晴れ ていれば見晴らしが良さそうである。ここから道は更に急になり岩の間を登り15分 ほどで茅が岳山頂着11:50。時折雨が止み空が明るくなる時もあったが山頂では小 雨。30分ほど休憩してから、下山は金が岳へは行かずに尾根コースを下る事にす る。緩やかな尾根道は道も良く女岩コースより歩きやすい。駐車場へ着くと予約して いたタクシーがすぐに到着したので早速乗り込み明野町にある温泉に直行。入浴後は 休憩所で缶ビールで乾杯。雨の山行ではあったが道も良かったので楽しい山歩きが出 来た。温泉からは又タクシーで韮崎駅まで行き、16:26発のあずさ26号で帰京。

第3228回          奥多摩 む か し道          9月24日
 奥多摩駅の出口に、奥多摩むかし道は台風による一部崩壊のため通行禁止という看 板がある。御岳に変更しているグループもいたが、観光案内所で聞くと「細くなってるところは 気をつけて通ってください。」との事で、予定コースを歩くことにする。
 むかし道に入り最初のちょっと急な道を上るとダム建設時の軌道が残っている。60年以上前のも のらしい。しばらく行くととても立派なトイレがあり整備されているのがわかる。次 のトイレの前で小休止。15分ほどで白髭神社に登る石の階段があり全員で神社まで 行く。神社に覆いかぶさっているような白っぽい大岩が御神体だそうで、それなら神 社の中には何があるのだろう?などと話しながら歩く。このあと、弁慶の腕抜き岩、 耳の神様、歯の神様、いろは楓に道祖神と、いろいろと説明板が現れる。しだくら橋 というつり橋を往復するが、下を流れる多摩川は台風の名残か茶色い濁流だ。道所集 落の広場のベンチでランチタイム。なんとか雨も降らず、日差しもないので涼しく快 適。ここからは中山集落まで細い山道となり登りが続く。集落を過ぎるとダムが間近 にせまり、茶色い水面が満タンだが放流はしていないもよう。水根まで下り奥多摩湖 バス停に向かう。ちょうど計画の歩行4時間半に達したので展望台はパス。始発バス で奥多摩駅に戻り反省会をしてホリデー快速に乗車した。

第3227回          赤面山〜三本槍ケ岳          9月22日
 やまびこ203号で新白河8:13着。タクシーで旧白河高原スキー場まで入る。倒産ス キー場の荒廃が始まった建物や降雪設備類を横目に見ながら、ススキが揺れるゲレン デを1時間ほど登る。樹林の中の道となって「甲子少年自然の家」からの道と合わさ ると指導標が出てきた。樹林の背が低くなり石の尾根道を少し進むと赤面山山頂 10:40着。数組の登山者のみで静か。茶臼岳〜朝日岳〜三本槍〜赤崩山の展望を楽し む。少し下って前山の斜面を登り北温泉分岐の尾根と11:35合流。三本槍への縦走路 に入ったら大勢の登山者と行き交うようになる。途中には輪になった宴会組も! 三 本槍ケ岳12:35着、登山者多いため少しの休憩ですます。清水平13:10を経た尾根歩き 途中で巾着田組から「蒸し暑い! 反省会中」のコールが入る。青空の下で爽快な風 を受けて朝日岳13:40着、ここも大勢の登山者で賑わい写真撮影も順番待ち状態。急 斜面のガレを慎重に下り峰ノ茶屋14:35、県営駐車場15:05、ロープウェイ山麓バス停 15:15着。那須塩原駅に出て17:28発新幹線に席を確保して帰路。

第3226回          巾着田から物見山          9月22日
 池袋7:06発の西武線で高麗へ、三連休の今日から曼珠沙華まつりで混雑が予想さ れ、駅前で入場券(9/10〜10/10有料)を買い8:10出発。15分ほどで巾着田に到着、四 分咲きと聞いていたが丁度見頃で、高麗川のせせらぎと木立とのコントラストがすば らしい。9:00日和田山へ向かう。朝から暑い日となり、10分ほどの舗装道路を汗だく になって歩く。登山口のベンチで一休みして、男坂を登り、金刀比羅神社がまつられ た台地で一休み、巾着田の眺めを楽しむ。9:50立派な宝篋印塔のある日和田山山頂。 高指山を右に見て物見山着10:50、少し早いが昼食タイムとする。奥武蔵自然歩道は 結構登山者が多くて驚いた。30分で北向地蔵、北鎌湖着12:20、舗装道路を避けて途 中まである山道を歩くが思ったより早く県道に出てしまった。大八木で地元の農産物 を買ったりして休憩。駅まであと40分ほどだが、猛烈な暑さとなり、ここからタク シーを呼び、13:30東毛呂駅に着き、駅前で反省会。

第3225回          奥秩父 ナメラ沢と水干沢          9月23〜24日
 土曜日の最終で塩山へ。仮眠。タクシーで雁坂トンネル料金所6500円。林道終 点から10分でナメラ沢入り口。少し下流から右の沢へ、水は冷たく清らか。5mの滝 は右壁、ナメやナメ滝が連続。二俣は左側が山ヌケしている。滝が続く。天気が崩れ 暗くなる。ぎりぎりまで詰め草鞋を脱ぐ。石楠花の藪に入らぬよう右の樹林を選ぶと 砕石の堆積。稜線に出ると雨、雁坂峠から10分で小屋。我々八名のみ。消灯八時。赤 白ワインも朝7時出発。W氏は用事で下山。霧の水晶から雁峠。笠取小屋から水源巡 視路に降り、与平、ムササビの次が水干沢。冷たく清らか。楽しいナメ歩き。黒エン ジュ沢を分け、小滝が続く。笹藪を抜けると縦走路。滝からガレで終了。この上が水 干、多摩川の水源。三川分水嶺。雁峠の下り林道ズタズタ。新地平から塩山。馬さし と笹一反省会。

第3224回          日光 霧降高原          9月16日
 お試し参加の人も交えて、東武日光駅から霧降の滝入り口まで賑やかにバスで移 動。茶屋前で身支度を整え、観光客と一緒に霧降の滝の観瀑台を往復したあと、大山 に向かう。すれ違う登山者をいぶかりながら、なだらかな道を歩いて丸太の橋に到 着。だが橋は見当たらず、数日来の雨で増水して渡渉できそうもない。どうやら先の 登山者は引き返してきたようだ。下流に緩やかな流れを見つけ全員無事に渡渉する。 川沿いの道を歩いてマツクラ滝に12:00到着。冷気と、ミストが気持ちいい。薄曇な がら無風で蒸し暑いなか、玉の汗をかき、牛糞を避けながら霧降牧場を経て大山山頂 に13:20到着。薄い霧がかかり展望はあまりよくなかった。広い山頂は降りを間違え やすい。踏跡を辿っていくと鉄条網で行き詰まってしまった。網をくぐり、牧場をト ラバースして本道に戻る。そして、合柄橋を経て有料道路の地下をくぐり抜けて大山 登山口に14:45到着。そこからバス停まで降り、少し遅れてきたバスに乗って駅まで 戻った。 今回は標高780mの地点から約500m登りきるのだが、汗はかくものの降り の負担が少ない快適な山行であった。

第3221回        南 大 菩 薩          9月2日
 高尾8:01発電車に全員乗車、甲斐大和から予約のタクシーで湯の沢峠まで上がる (\5290)曇り空でうすくガスがまいていて、富士山は勿論周りの山もぜんぜん見え ないが、素晴しい花のプロムナードが広がっていて皆感動の声をあげた。花野は大蔵 高丸まで続き、タクシーの中で貰った大和村観光課発行のパンフレットで花の名前を 確認しながら歩く。イヨフウロウ・タムラソウ・マツムシソウ・ハナイカリなどが最 盛期だった。 緩やかな尾根道を快適に歩き大谷ケ丸着12:10、昼食とする。レンゲ ショウマが数本、上品な姿と色に元気を貰って滝子山着13:55、ここから1000メート ルの下りになる、「以前登った時きつかった。」と思い出話をする人もいた通り、下 りもかなりきつかった。初狩着17:00、駅前のコンビニでそれぞれ飲物を購入し、17 :13電車に乗る。

第3220回        白笹山〜茶臼岳          8月25日
 那須塩原駅8:02着。改札口で全員揃う。天気晴、タクシー2台に分乗して沼原駐車 場まで入る。腹ごしらえと身支度を整え9:00湿原散策に出発。少しの下りで木道が敷 かれた沼原湿原に出る。花の最盛期は終わっていたが、それでも紫や白や黄色い花な どいくつか咲いていた。家族連れの姿が多い。駐車場まで戻り白笹山への道に9:35入 る。すぐに樹林帯の中に入りひたすら登る。沢を横切り、山肌を左へ右へと折り返し ながら、樹林の背が低くなった最後の急坂を登ると白笹山の山頂に11:00出た。展望 なし、山頂表示が無ければそのまま通過する頂きだ。小休憩後稜線伝いの南月山への 道は、右手に黒尾谷岳を見、前方に茶臼岳の頭部を時々望む快適コース。南月山 11:50着。静かだったコースが一気に登山者大勢となる。目前に大きく横たわる日の 出平、右に茶臼岳の展望を楽しむ。稜線歩きは茶臼岳が次第に大きくなり噴煙も迫力 を増し、硫黄の臭気もするようになって牛ガ首を12:50通過、右手に憤気口や噴煙を 間近に見て峰の茶屋分岐13:00、さらに登山者の数が増す。砂礫と岩石の道を辿り茶 臼岳13:45着。360度の展望、朝日岳、隠居倉、大倉山〜流石山と気持ち良。さすが観 光地、手提げバック姿や外人さんも! 集合写真はインド人(?)パキスタン人(?)風貌 の男性に依頼してパチリ。下りは火口を半周して峰の茶屋に出る。夏休み最後のため か子供の姿も多い団体の列を抜いたりしてロープウェ−山麓駅バス停に15:05到着。 那須塩原への直通バス15:35発に乗車して帰路につくが乗客は我々の他数名だった。 新幹線の改札口を入ったところの休憩テーブルで反省会。

第3219回        熊倉沢左俣 変更 倉 沢 谷 本 谷          8月26日
 申し込み者のリクエストで倉沢谷に変更。奥多摩駅から9:33発バスで倉沢下車。天 気が良く水量は前より少なめ。この間巻いた滝は泳いで取りつく。左にシュリンゲが あり、残置ハーケンに左足を掛けて登る。O氏とA嬢がほとんどトップで次々現れる 釜を泳いで行く。水流に押されてなかなか大変だ。途中ザイルが水没してしまう。皆 で潜るも約1時間、ほとんど諦めた時にO氏が見つける。狭いゴルジュも水流がキツ イ。13:00〜遅い昼食。日がある分だけ助かるが、寒い。胴ぶるいする人としない人 の差は何? 例の釜の滝では前より余裕がなかった。二時半、前の終了点。次の滝は 堰堤まで巻く。M嬢が嬉しそうな表情で泳ぐ。鍾乳洞で終了。全部着替える。帰りの 林道、バスとも暑い。その分反省会のビールがいけた。

第3218回        白馬三山〜八方尾根          8月16〜19日
 16日、東京駅6:24発新幹線で長野駅、長野駅発8:20発のバスで栂池高原に9:45着。 ゴンドラ・ロープウェイを乗り継ぎ、栂池自然駅10:32。ビジターセンターに登山者 カードを出し11:15出発。登り初めはキツイ、天狗平12:40、お花畑いろいろの花、ア ヤメ、ワタスゲ他が咲いている。乗鞍岳急な登り、小さな雪渓を渡り、大きなケルン のある乗鞍岳山頂14:10。山頂より少し下ると白馬大池が下に見える。大池山荘15:00 着。夕食エビフライカレー。
 17日、大池山荘5:40出発。登り初めの頃は戸隠、浅間、妙高などが見えた。30分ぐ らい歩くと霧が出て風も強くなって展望無くなる。足元のお花だけが美しい。小蓮華 7:40、三国境8:30、霧の中をただ歩き白馬岳9:40着。写真を撮り小屋へ向かう。白馬 山荘10:00、風を避けるところが無いのでレストハウスでコーヒータイム。10:50歩き 出す。途中で風を避けて昼食。小鑓は地震で山頂が崩れたようだ。鑓ガ岳13:30、天 狗山荘14:40着。10人用の部屋、上下使用する。生ビールで乾杯、16時頃から雨にな る。
 18日、霧雨、風も強いので鑓温泉に下ることにする。雨具を着け、6:25天狗山荘を 出発。稜線に出ると頬に風と霧雨があたり痛い。下るにしたがい風も弱くなってく る。花を見ながらゆっくり下り、鑓温泉9:20。登り下りの多いうんざりするコースを 下り猿倉14:25着。タクシーを呼び大志茂民宿15:30着。3日間の汗を流す。
 19日、9時宿を出る。前日下りてきた山の稜線は雲の中、白馬駅10:45発バスで長 野駅に出て13:03発の新幹線で帰途につく。

第3217回        四阿山〜根子岳          8月12日
 お盆帰省ピーク過ぎ東京発6:24発あさま501号は6:00集合で全員無事座れた(3名は 指定席)。上田から予約しておいたタクシーに乗車、鳥居峠8:35着。カラ松林の道を 50分程行き、的岩コースを左にミズナラ、ブナ、熊笹の中をゆるやかに登っていく。 尾根に出ると展望が開け、色とりどりの花々が目を楽しませてくれる。花童子宮跡辺 りは特にアザミの赤紫が目に鮮やかであり、この辺りは木道があり東屋もある。途中 北アルプスの鹿島槍・五竜などが見えた。信仰の山らしく道標のように小さい祠がい くつもある。四阿山山頂が見えてくるが樹林に入り、ぬけると根子岳からの分岐と一 緒になり12:40四阿山山頂に出る。どこから来たの?と思うほどに人がいっぱいだ。展 望は素晴らしく浅間山、烏帽子岳、湯ノ丸山が大きかった。 根子岳へは分岐まで戻り笹原の尾根をたどり、その後樹林帯で熊笹の深い急斜面を下 ると笹の広がる鞍部に出る。草原状の稜線からガレ場状の登りで巨岩をまき、14:45 根子岳山頂へ出る。広々とした山頂で中央に祠がある。360度の展望があり、四阿山 の大きさも確認できる。菅平への下りは一気に下りる道を行く。ヤナギランなど花が いろいろあったが、ひたすらの下りで、足ががくがくになる頃牧場の牛が見えてきて 牧場管理事務所に16:00着。バス停までの30分を頑張るためソフトクリームを食べ、 バス停17:00着。25分の待ち時間にビールで乾杯をし上田18:30着。18:47発あさまに バラバラながら席を確保し帰京。

第3216回        白  山          8月12〜14日 
   中越沖地震の影響で急行能登号が運休のため、越後湯沢で乗り換え金沢着12日 00:03。 駅舎内で仮眠ののち一番のバスに乗り、登山口の別当出合8:34着。別当谷に架かる吊 り橋を渡って登山道に入る。樹林帯で日陰はあるが風が無いので蒸し暑い。大勢の下 山者と挨拶を交わしながら中飯場、別当覗きを過ぎ、甚ノ助小屋まで登ると別山や赤 兎山方面の展望が広がる。南竜分岐で白山への道を分け、巻き道を通って南竜ヶ馬場 12:50着。南竜ヶ馬場は白山の南に位置し、その名のごとく広大な山上台地を形成し ており南竜山荘やケビンなどが点在している。テント約50張り。
 13日、昨日のピーカンは何処へやら。濃いガスの中、雨具を着けて出発。トンビ 岩コースを辿り、室堂近くで一瞬ガスの切れ目から白山の本峰が顔を出す。室堂7:40 着、しばらく天気待ちをするもガスが晴れそうもなく池廻りコースは断念して山頂往 復に変更した。鳥居を潜り石畳の登拝路を辿って白山御前ヶ峰9:10登頂、幸運にもガ スが晴れ雲海のかなたに北アルプスの山並みを望むことができた。室堂に戻り、平瀬 道に入る。カンクラ雪渓まで下ると天気も良くなり御前ヶ峰と剣ヶ峰が双子峰のよう に見上げることができた。大倉山避難小屋を過ぎると眼下に白水湖を望むようにな り、樹林帯の蒸し暑い登山道を下って平瀬道登山道入り口を過ぎ、舗装路をしばらく 歩いて大白川キャンプ場15:15着。
 14日、タクシーで荻町に出て、世界遺産の白川郷を見物し、バスで高岡まで行き 越後湯沢経由で帰京。

「アルバム」にまだまだ写真があります

01.jpg

05.jpg

09.jpg

  甚ノ助避難小屋からの別山

     大汝峰と翠ヶ池

  シモツケソウとマルバタケブキ


第3215回        倉 沢 谷 本 谷          8月5日
   ホリデー快速で奥多摩駅9:14着。東日原行きで倉沢下車、林道を5分程行きガラガ ラした道を沢に下る。あまり広くなく、もう1パーティは上で用意をしたようだ。ガ イドではのっけのゴルジュを巻くが腰までつかり突破。初めの滝は巻く。水はやや濁 り天気も曇りで暗い。あまり冷たくなくO氏とA嬢は積極的に水に入る。釜が多く、 滝は小さいが滑りやすい。谷自体も水アカで滑りやすい。ザイルを2・3回使う。谷 を横切って倒木がある。昼食の後、釜の向こうの小滝はO氏がトップで登る。取りつ きの足元はえぐれている。腕立てでテラスに上がる。中程は足元がツルツル。上の ホールドは細かいがしっかり。この後急な雷雨で終了13:10。全身ずぶ濡れなので傘 をさし着替え。倉沢からバスで奥多摩駅15:15着。

第3214回        箱根 駒ケ岳・神山          8月4日
 小田原発9:10のバスに乗り、ピクニックガーデンで下車、登山口は湖尻方向へ20分 ほど戻る。途中タクシーで追いついた1名と合流し、10:45登りはじめる。天気予報 は曇りだが、箱根山は深い霧に覆われ風も強い。最初は樹林の中で、風はないが霧と 猛烈な蒸し暑さの中を登る。一時間ほど登ったところで雨具のズボンをつける。稜線 に出るまで深い笹ヤブ漕ぎになった。足元は泥んこ状態。駒ヶ岳12:45着、山頂付近 はバランスを失うほどの強風でロープウエイは運休で人はいない。ガスも濃く、写真 を撮る気にもならない。神山へは風を考慮してお中道コース行く。風もなく苔むした 岩と鬱蒼とした樹林帯で箱根とは思えない雰囲気である。早雲山分岐に着くと大涌谷 方向は風が強く、予定を変更して早雲山に下った16:20着。ここから徒歩1分の新宿区 立あじさい荘で汗を流し、小田原でゆっくり反省会をして帰路に着いた。

第3213回        日 留 賀 岳          7月28日
    やまびこ203号で那須塩原着8:02。改札口で宇都宮在住のF氏が出迎えてくれ る。F氏の自家用車で塩原温泉の北にある登山口、八木氏宅の駐車場に到着。先客 三台、個人宅駐車場なので挨拶と登山者名簿に記入を済ませる。9:10八木家の玄関前 を通り、家の右手から入り、左に竹林を見て登山道に入る。ほんの一登りで鉄塔下に 出てシラン沢林道に出る。車の往来がないため夏草が高く伸びた道、右手下に塩原温 泉の建物群を見ながらの歩き30分で林道終点につく。左手に続く山道に入ると最初は 緩やかだったが次第に傾斜がきつくなってきて、しかも樹林帯の中で風も通らず木の 葉も揺れない静寂で大汗をかく。檜、ブナ、アスナロなど樹林の変化を楽しみながら 程窪沢ノ頭着。少し下って11:40新旧二つの木の鳥居をくぐり主稜尾根に入る。目前 にこんもりとした日留賀岳を見るようになるがなかなか遠い。シャクナゲの群落が左 右に続く、先発の登山者2名を追い抜き左手に金属製でキラキラ輝く小さな鳥居を見 る。さらに登り山頂かと思ったらその先にピークが-----。樹林の背が低くなりお花 畑に出る。クルマユリ、アザミ、シモツケ、モミジカラマツなど咲く中を通り抜けた ら山頂に12:55出た。御影石で造られた祠は避けて記念撮影。大佐飛山〜黒滝山の稜 線が大きい、左には七ツ岳・三岩岳・会津駒の山並み。残念なのは鹿又岳山腹を横切 る塩那道路だ。13:30まで休憩。 下山は往路を戻るが「こんなに急な道だった?」 と驚きながらも快調に下り、登山口16:25着。温泉か餃子か? 温泉も餃子も! 選 択で「宇都宮に出て餃子!」にする。高速道路に入り宇都宮駅近くの「餃子会館」で 美味しく食した後19:59発新幹線で帰路。

第3212回        焼 石 岳          7月28〜29日
 28日、東京7:04やまびこ43号で出発。自由席でも余裕で席を確保出来た。水沢江刺 9:51着、駅からはジャンボタクシーで行くが、途中焼石連峰を望め心配していたお天 気も予想以上に良い。中沼登山口11:05着。駐車場には50台以上が並びバスも一台。 青空の下11:30歩き始める。しばらく行くと登山道に熊のフンを発見する。登りから 解放されると中沼が目の前に広がり、風は強いがベンチで昼食12:10。下山してきた 登山者から熊情報を聞く。早朝に登山道近くで「ドタドタドタ!」と大きな音がした そうだ。その話にザックの中だった熊除けの鈴を出す。中沼沿いはトウゲブキのお花 畑が本当に素晴らしく一面黄色!ブナ林に入るといたる所に沢の流れと湿原があり、 お花を楽しみながら歩く。木道脇で寝転んだのか?熊の残した形跡は草花が踏まれて いる所もあった。地元40名のグループとすれ違いツブ沼コース分岐を過ぎるとまもな く銀名水避難小屋13:55着。途中ブナの木の上部に赤布が付けてあり冬の雪深さを 思った。小屋は整備が行き届き、キレイなので土足で入っていいのかと思うほど。ト イレは水洗。小屋の管理をボランティアでやっている地元奥州山岳会の2名と一緒と なり、ワインと日本酒とコーヒーで話が弾む。焼石岳はチシマフウロウの南限、混雑 のピークは6月中旬と教わる。小屋には3パーティーのみだった。
 29日、小屋の前で写真撮影後6:10出発。ハクサンイチゲ群落を過ぎると、カチカチ の雪渓が待ち受ける。滑りそうでそっとしか歩けないのを見かねて、Tさんが先頭 で誘導し無事通過する。バイケイソウ、クルマユリ、シマフウロ、ウラジロヨウラ ク、イブキトラノオ等々、花々を楽しみつつ歩を進める。姥石平7:40、焼石岳山頂 8:05着、雨は降らないもののガスっていて視界は開けない。寒さや露よけもあり各自 雨具を着け、登頂記念?のメロンを食べて8:30出発。南本内岳山頂では、一瞬青空が 広がるがすぐガスってしまう(9:40〜10:00)。イワカガミ、マイズルソウ、ウスユ キソウ、シラネアオイ等が顔を見せる。お花畑コースは、昨夜の雨が功を奏してか、 よく滑り泥と打ち身に親しんでの下山となった。新倉沢分岐(11:40)辺りからブナ の原生林に囲まれ、森林浴を楽しみながらタクシーの待つ南本内岳登山口まで下り (12:40)、ほっとゆだ駅に隣接する温泉にどっぷりと浸かった。

01.jpg

02.jpg

04.jpg

     リュウキンカ

    南本内岳お花畑コース

  ウラジロヨウラク


第3211回        大 菩 薩 嶺          7月22日
 東京を出る時は雨だったが、塩山に近づくにつれ空には晴れ間が見えるようにな る。塩山駅で全員顔を揃える。予約していたタクシーに分乗して労せず「福ちゃん 荘」まで入る(\5220)。ガスっているが雨の心配はなさそう。身支度を整え9:45歩行 開始するが風もなく蒸し暑い。緩やかな登り良い道を進み介山荘の建つ大菩薩峠へ 10:30着。尾根道を辿っている途中、時々視界も開けるようになって回りの景色を楽 しむことができた。大菩薩嶺で11:25〜11:55休憩、記念写真を撮ってから北に続く道 を辿り丸川峠を目指す。草原の中に建つ丸川荘からの下りはすぐに樹林帯の急な足元 の悪い道、林道出合い14:05、裂石バス停14:35着、タクシーで塩山温泉へ行き汗を流 してから帰る。

第3205回        藤尾山と石保戸山          7月7日
 塩山駅8:50集合、タクシーで犬切峠まで入る。林道を少し歩いて藤尾山尾根上の防 火帯に入る。なかなかの急斜面で汗が吹きだす。高度を上げても曇り空で展望得られ ず。防火帯が切れた地点からは両側が背の高い笹の道になるが踏み跡は明瞭、深い樹 林に囲まれた藤尾山10:40着。往路を犬切峠まで戻って、林道大ダル線の横から山道 へ、すぐに石保戸山へ続く尾根の防火帯に入る。巾広い防火帯を思い思いのコースで 登り二本楢1572m11:45着、急下降して林道が新設された指入峠12:20着。大樹の下で 昼食休憩。防火帯から樹林の中の歩きとなりガスがかった幻想的な雰囲気、再度防火 帯に入り高度を上げると石保戸山頂への分岐、赤印を目印に林の中に入り笹を払いな がら少し進み13:25山頂着。防火帯に戻り水源巡視路まで下り右手へ、水平道で一部 ザレた個所もあったが快適。林道に出て右へ進み鳥小屋の分岐14:05、右雁峠・左白 沢峠/柳沢峠の指導標あり。大きな登り下りのない道を辿って朽ちたトラックのある 白沢峠15:20着。夏草に覆われた急な踏み跡を下ると堰堤に出たり、きれいな滑滝を 見る。廃道となった林道(?)に出てさらに下り国道140号に16:25出た。タクシーで塩 山に戻り帰路。

第3204回        御 坂 黒 岳          6月30日
 大月発7:51分の富士急に全員乗車。河口湖駅からバスで天下茶屋に着くと空気がひ んやりして、河口湖がはるか下に見える。登山道は最初から丸木の階段が続くが、春 ゼミの大合唱の中を20分ほどで稜線に出た。新緑が美しいブナの原生林の尾根道は実 に歩きやすい。樹林の中の展望のない御坂山の山頂で一休みして、送電線の下で展望 が開けるが富士山は厚い雲の中。御坂峠にはアヤメが咲いていて、このあと白や黄色 の花が満開で目を楽しませてくれるのだが、わかったのはグンナイフウロウ、オダマ キ、サラサドウダン、キスゲなどの有名どころのみ。黒岳山頂も木立の中だが、南に 数分行くと河口湖や富士山の展望台だ。休憩しようとしたが、、体長2センチほどの 青虫がうじゃうじゃと幹を真上に登っていて、上からポロポロ落ちてくるので、山頂 へ逃げ帰って休憩。新道峠からさらに尾根道を西へたどっていると、ポツポツと雨が 落ちてきた。傘で十分だねと話して歩き出して数分後には土砂降りとなりあわてて雨 具を着るがすでにびしょ濡れ。大石峠からは、ジグザグの歩きやすい道を約50分で林 道に出てバス停に16:50着。狭い待合室で着替えて、少々遅れてきたバスで河口湖駅 へ向かった。

01.jpg

02.jpg

04.jpg

 誰も知らない...教えて、何の花?

   予想外のニッコウキスゲ

      御坂山のアヤメ


第3203回        丹沢表尾根          6月24日
前日の天気予報は夜から雨。当日の天気予報では昼から雨になった。そのせいかい つもは臨時の出るバスが定時だけで済んだようだ。車中からはまだ雪の残る富士山が 望め、気のせいか空も明るく天気も持ちそうな気がした。昨年忘年山行の時には壊さ れていたヤビツ峠のトイレはきれいに修理されていて、富士見橋の茶屋の前には立派 なトイレができていた。順調に歩が進みエゴの花・やまぼうし・うつぎなど白い花が 見ごろで、途中一本入れたときには霞んではいるものの相模湾の海岸線・江ノ島・三 浦半島も望め、気持ちのよい眺めだったが、天気予報は当たってしまい10時半ごろ ポツっときた。10:45三ノ塔着。小屋に入り休憩し、結局風も強いし雨がやむとは思 えないので三ノ塔尾根を下ることにした。樹林の中なので雨と風はあまり感ずること なく下り林道に出てしとしとと降る梅雨らしい雨を感じながら風の吊橋を渡り13:00 大倉に出た。

第3202回        御 荷 鉾 山          6月23日
 前日の雨もあがり今年最高の暑さが予想された。新町駅から万場を経て町営みかぼ 高原荘までジャンボタクシーで入る(\21,000)。道には紫陽花が植えられたいて奥 多野花街道という。花の見頃は7月上旬、登山道は高原荘の裏のグランドを通り抜け たところからはじまるが、指導標もなくて少しうろうろして高原荘の人に教えても らった。まじかに両神山、奥秩父の展望を楽しんで10:50出発。強い日差しを遮って くれる樹林の中を登る一度御荷鉾林道を横切って11:45西御荷鉾山頂。キスゲの群落 やヤマボウシの花が咲いていて展望もよく静かでのんびりする。東御荷鉾山へは、林 道と平行になるまで下って登り返す、途中赤岳を眺めて13:30東御荷鉾山、西に比べ ると山頂は小さく展望も樹で遮られている。急な降り30分ほどで林道に出て法久まで の長い林道歩きとなる。途中沢沿いの山道ありの看板があり探したが見つからなかっ た。木いちご・桑の実・ベリーなどを見つけて食べながら16:10バス停に着く、16:21 のバスで新町へ、駅前で軽く反省会をして帰路に着く。自然が豊かで美しい山だっ た。

第3200回        男 体 山          6月23日
 JR日光駅に集合し、バスに乗る。登山口の日光二荒山神社前で下車、大きな山門を 潜り石段を上がり社務所で登拝の受付を済ます。入山料500円を払い「日光二荒山神社 登拝安全御守護」と書かれたお札を頂き登山開始。各地の二荒山神社の講中が寄進し た石柱が立ち並びそれが尽きると一合目、新緑と蝉の声に励まされ樹林帯の急登をひ と登りすると林道に出た。林道歩き20分で四合目、石の鳥居を潜ってひたすら登る。 シロヤシオは散ったあとだった、標高が上がるに連れて中善寺温泉の街並みが箱庭の ように立ち並んでいるのが見渡せるようになる。六合目を過ぎると岩だらけの道で 少々歩き難い、ぐんぐん高度を上げるがなかなか樹林帯が尽きず九合五勺でようやく 山頂が見えた。男体山15:05登頂、東西に広い山頂からは眼下の戦場ヶ原や中禅寺 湖、白根山や遠く会津駒ケ岳などの展望を楽しむことができた。往路を戻り、登山口 18:05。日照時間の最も長い時期とは言え黄昏せまる中を中善寺温泉まで歩いてバス に乗り、東武日光駅19:35着。

第3199回        小 坂 志 川 本 流          6月17日
 武蔵五日市8:40発、タクシーで林道終点まで入る。通行止めのゲートの橋手前から 沢に降りる。川幅いっぱいに穏やかな流れ、じきに大きな釜の滝。水流の左を登る。 トウノキ沢を左、キットウ沢を右に分ける。易しいゴルジュ、苔は滑らない小滝でザ イル。続いて釜の滝。腰まで浸かって取りつくが水流の左は難しく、右上にホールド 少、ザイル使用。左に沢を二本分け二股11:25。右へ、谷が大きく回り込む。自然林 の谷は水面を緑に染める。トイ状の滝でザイル。左に曲がる所の小滝で最後。12:50 昼食後ワラジを脱ぎ本流を忠実に辿るとヤブ無く稜線に出る。右へ5分で連行峰 13:40。大ゾウリ山から和田へ下る。陣馬山が見える。和田の家で着替えて村はずれ のバス停着15:17。

第3198回        石 垣 山          6月16日
 梅雨入り宣言2日後、早くも梅雨の中休みの快晴の土曜日、入生田駅に16人集 合。里道は難しいとの定説どおりすぐに道を間違える。緩やかな斜度の農道に入り、 桑の実を食べビワをとりながら石垣山一夜城公園入口に約1時間で到着。ボランティ アのおじさんに一夜城の解説パンフをもらい、当時の石積みのガイドを受けてから石 垣山の山頂、本丸跡まで登る。シートを広げ、摘みたてミツバも入れた具沢山のキノ コ汁を作り大休止。相模湾の海岸線がきれいに見える。広々した芝生の二の丸跡に戻 り展望台から箱根の山を眺め、石垣で固めた井戸の谷底の、今でも湧き出る冷たい水 に手を浸してから一夜城公園を後にする。車がたまに来る道ながら、丹沢と真っ青な 海を眺めながら海蔵寺までのんびりとした下り道。早川漁港に出て小田原城址へ向か うつもりが、またまた道を間違える。下界の道は難しい...。それに町歩きは疲れ る。地元の人に聞いてたどり着いた小田原城址はアジサイと花菖蒲がなかなかきれい だった。小田原駅に出て遠足は終了とし、有志は反省会をしてからJRと小田急に分 かれた。

第3196回        荒 島 岳          6月2〜3日
 東京駅23:30発の夜行バスで福井へ。ジャンボタクシーで8:20福井を出発。登山口 の勝原の民宿に立ち寄り荷物を預け、勝原スキー場に9:40着。駐車場には既に10数 台の車とバスが停まっていてやはり百名山人気を実感させられる。身支度を整え9:55 出発。急な道を登りリフト上の広場に出ると立派な指導標があり、ここからは樹林の 中の道になる。ブナ林の続く尾根通しの道をひたすら登り白山の見えるビューポイン トで一休み11:55〜12:05.シャクナゲ平まではさらに急な階段が続き結構きつい。
 シャクナゲ平には団体さんが休んでいたので少し下った佐開コース分岐の所で昼食 13:05〜13:30。山頂まではまだ300m以上の標高差と、地図では分からないアップダ ウンが有ってなかなか山頂が見えてこない。やっとのことで一等三角点のある広々と した荒島岳山頂に14:45着。大野盆地や白山が見えて良い眺めである。20分ほど休み 来た道を戻りスキー場には18:10着。民宿へは歩いて10分、夕食前に待ち切れず部屋 でビールで乾杯をする。夕食時には「荒島岳」という銘柄の日本酒を堪能し、楽しい ひと時を過した。翌日は越前大野市内と永平寺を観光し、福井駅に出て早めの電車で 帰京。

第3195回        奈良倉山〜小寺山          5月26日
 高尾7:46発で猿橋へ、松姫峠までタクシーで入るがダム建設で立派な舗装道路に なっていたのに驚いた。真新しい展望図とともに富士山〜小金沢連嶺〜大菩薩等を望 む。尾根上の林道と交差しながら登山路を歩いて10:05奈良倉山頂着。休憩後尾根を 直進すると分岐に出た。地図で位置確認、長作への尾根の十文字峠だった。右手の尾 根を目指し山腹を巻く荒れた踏み跡を進む。林道に出て山菜を採りながら進むと佐野 峠11:40着、昼食休憩〜12:20まで。中風呂分岐まで林道を歩き、小寺山への尾根道に 入る。所々薮っぽいが静かで新緑がきれい。小寺山はいつの間にか通過、大寺山 13:45着。尾名手尾根は二万五千図に破線がないが快適な下り道だった。750m付近で 踏み跡明瞭な左へ。阿寺沢集落への下りで阿寺沢大橋15:30。阿寺沢バス停到着後5 分後にバス通過時刻、運がいい! 上野原16:45着。

第3194回        高畑山〜倉岳山          5月27日
 鳥沢駅に集合。お試し参加者を交えて自己紹介後9:05出発。気温28度まで上がる予 報、二班に分けて9:40歩き始める。石仏のある分岐で小休止、数名がミツバを収穫す る。ジグザクの登りが続くが、吹き抜ける風が爽やかで緑深く包まれて気持ち良く歩 く。小さく咲く白い花は、その名をササバギンランと教わる。復唱する声が続いてい た。高畑仙人小屋跡から30分で高畑山山頂。大月市が選んだ秀麗富嶽十二景の一山だ が、気温高く薄っすらと富士山を眺めた。お昼11:40〜12:20。日陰にチゴユリがひっ そりと咲いていた。倉岳山へと向かう途中の天神山は小さなピークだが北面がひらけ ていて眺めが良い。穴路峠を過ぎ急登が終わると小広く開けた倉岳山13:20着。ベン チもありゆっくりとする。急下降から立野峠へと下る。沢沿いの道になると涼感があ り、樹木の中でひときわ目立つ力強いトチの巨木に見入ってしまった。キレイな沢に は魚が、シマ蛇も現れる。梁川駅15:45着、解散。反省会後16:30発で帰る。

第3192回        奥武蔵 泉 入          5月13日
 天気は回復に向かう。飯能に集合し8:00バス発。小沢から進行方向へ徒歩5分。名 栗川の諏訪橋を渡る。諏訪神社の右の小沢が泉入りだ。林道から更に右岸の細道を行 く。二俣でワラジを着け右へ、すぐ傾斜の緩い滝に出る。この沢は大滝以外落差は無 いが、どの滝もヌルヌルして部分的に難しい個所が必ずある。その分面白い。倒木が 詰まって木登りの滝あり。倒木の沢を避け左岸を巻く。巾広滝で沢に戻る。鹿の声、 二俣を左へ。5m、8m二段。15m泉入の大滝は左から巻く。最後傾斜の緩いナメ 滝は滑りやすい。ワラジを脱いで右の巾広い尾根を登る。黒山で昼食12:20〜。棒ノ 折山を経てラジウム鉱泉へ下る。バスで飯能に出る。

第3191回        熊 倉 山          5月12日
 池袋を7:06発の電車で出発。西武秩父駅から4台のタクシーに分乗して日野コース 登山口まで入り(約3000円)9:30出発。すぐに右側に熊倉山への道標があり山道 となる。三又までは沢を何度か繰り返すコースで気持ちのよい所だ。植林の中のジグ ザグの登りから官舎跡を過ぎると明るい雑木林になり11:15水場に着く。山腹から出 ている湧き水で冷たくておいしい。途中笹平と呼ばれる平地を通るが、名前と異なり 杉や檜の暗い植林の中でがっかりする。しばらく山腹をまきながら進み、急なジグザ グ道を登り尾根に出ると城山コースの分岐。岩場の道を10分ほどで熊倉山山頂12:20 着。展望はほとんどない。昼食後、13:00記念撮影をして林道コースを白久に向かっ て下る。整備されたとはいえ道も狭く急なところも多いコースだ。15:15舗装された 車道に出る。白久駅までは20分ほどで着く。15:50発の羽生行き電車に乗りお花畑乗 り換え、西武秩父で反省会参加組と直帰組に別れ帰京。

第3190回        麻生山〜大寺山          5月5日
 高尾7:46発、猿橋から浅川集落最奥までタクシーで入りワサビ田沿いに登り始め る。浅川峠への道と合流すると思ったが、山道は次第に踏み跡が不明瞭になり浅川峠 から権現山の稜線が谷を隔てて見える。地図を広げて位置を確認、麻生山と権現山間 にあるピークへの尾根道に入ったのだ。タクシーの運転手氏が「余り歩く人はいな い」と言っていたらしい。天気も良いし、何より登山者なしの静かで新緑も綺麗、そ のまま登ることにした。岩場もあったりで変化もあり。最後の急斜面が厳しかったが 11:00尾根に出た。目的の権現山は右へ往復なのだがカット。休憩後左の麻生山を目 指す。明瞭な尾根道で麻生山11:40着、昼食休憩。羽化したての蛾を見る。小さな ピークを何度か越すが以外と急下降や登り、三ツ森北峰12:45、大寺山13:45着。尾名 手尾根を右に見て、中風呂への尾根道に入り指導標に導かれるまま下ったら林道に出 た。歩く予定だった尾根を左上に見て面白みのない林道を歩いて佐野峠との分岐 14:45着。バス時刻に合わせて急ぎ足で杉林を急下降して小寺バス停15:30着。猿橋に 出て帰路。

第3189回        三頭山と戸倉三山          5月3〜4日
 五日市8:34。数馬10:10歩き出す。新緑が見頃、心地よい汗、爽やかな風に励まさ れ11:45槙寄山着。富士山、三ツ峠を眺めながら昼食〜12:15。三頭山13:50もう霞で富 士山は見えない。都民の森15:15、雨が降り出す。16:00バスで数馬山荘16:10着。山 荘の車で蛇の湯温泉へ、割引券利用で450円。夕食はヘルシーだが酒は進む。
 翌日数馬8:11、元郷8:45最初から急登で風もなく厳しい登り。尾根に出ると風もあ り快適に進み臼杵山10:30、市道山12:00、刈寄山14:45アップダウンの多いコースで ある。今熊山は神社で山の感じがなかった。今熊バス停16:45、17:00発バスで五日市 に出て5分ぐらいの所に新しい居酒屋、これからの利用を楽しみに下見の反省会をし 解散。

第3188回        池 口 岳          5月2〜5日
 2日、静岡から乗車した登山者は5名のみ、3時間半で畑薙第一ダムに到着。沼平 登山指導センターに入山届けを出し上流に向かう。畑薙大吊り橋を渡ってヤレヤレ峠 を越えたところでカモシカに出会う。ウソッコ沢小屋を経て横窪沢小屋17:25着。冬 季開放小屋は土間を挟んで四畳ほどが二間あるが他に登山者は無く、快適に過ごせ た。
 3日、5:10出発。1870m付近から残雪が現れ、樹間からは上河内岳が神々しく仰ぎ 見られた。2160m地点でアイゼンを着けて登る。時々残雪に足を突っ込み、抜け出す のに一苦労、茶臼小屋9:10着。青空と輝く残雪がまぶしく、昨夏縦走した青薙山から 稲又山へと連がる稜線も見えた。小屋から20分で縦走路に出る。聖、赤石を初めとす る南ア南部が悉く残雪を纏って輝いていた。茶臼岳で360度の大パノラマを楽しみ、 アイゼンを外す。稜線上にトレースもあったが夏道が出ていたのでそれに入る。間も なくリーダーがガラ場で1.5m程スリップして止まる。他の2名も2〜3m程スリッ プしたが止まり、登山道に戻る。下り始めると再び残 雪が現れ希望峰を通過、シラビソの原生林の中をひたすら歩き、易老岳14:40着。指 導標がすっぽりと埋まり積雪は1m以上と思われた。光岳小屋まではとうてい無理と 判断して15:50三吉平手前の樹林帯でテントを張る。
 4日、快晴のもと、6:10出発。標高差300mを登りセンジガ原に辿り着くと雪原 に指導標の頭だけが出ていた。ザックをデポしてイザルガ岳をピストン。山頂は雪が 飛ばされて地面が現れていたがここでも遮るものの無い展望を楽しむ。風が強いので 早々にザックに戻って光小屋8:30着。アイゼンを着けていたので小屋へは入らず、外 で小休止。各自の高度計をチェックし池口方面の縦走路に入る。易老沢側に発達した 雪庇に注意しつつシラビソやコメツガなどの枝と格闘しながら前進。トレースはある もののバラバラ、主稜を大きく外さないよう確認しながら進む。残雪も5月ともなれ ば相当に締まり、全体重をかけても潜らないはずなのだが一度落ち込むと脱出に一苦 労、加加森山14:10着、予定のザラナギ平までは届きそうもなく、中間地点で雪が消 えた草原をみつけテント場とした16:15。
 5日、5:10ガスのなかを出発。時々夏道が現れたりするが馬の背状の所や残雪が凍 結している場所もあったりで、重いザックのバランスを取るのが大変。縦走最後の ピーク池口岳北峰に6:50登頂。ガスのため展望は得られなかったがここまでこられて 満足。下山途中でガスが晴れ、行く手の尾根が確認された。北面の樹林帯は凍結して いたのでアイゼンを効かして降る。黒薙の頭で池口岳の最後の展望を楽しむ、双子峰 が実に美しい。池口岳登山口13:35着、長い縦走もこれで完結。運よく携帯が通じた ので平岡からタクシーを呼び、飯田線平岡駅14:50着。駅舎4階の風呂で四日間の汗 を流し、豊橋経由で帰京。

01.jpg

畑薙ダムの大つり橋

02.jpg

04.jpg

茶臼小屋をバックに・稜線まであと少し

 正面は聖岳、手前右は上河内岳

02.jpg

04.jpg

  イザルガ岳より光岳と光小屋

 雪が吹き飛ばされたイザルガ岳

02.jpg

04.jpg

   雪に埋まった光岳山頂

黒薙の頭付近から双耳峰の池口岳


第3187回        鳥 ノ 胸 山          4月28日
 高尾7:46発河口湖行き直通電車は都留市8:49着。富士急行電鉄はスイカ・パスモが 使用できず精算。タクシー4台に分乗し、唐沢まで行く。身支度、自己紹介を済ませ 9:25出発。
 人数が多いので10人ずつ2班に分けた。秋葉山まで30分のひと登りだがずっと続く 急な木の階段に閉口し大汗をかく。鳥ノ胸山までは比較的登りやすいが、人があまり 入らないコースのようで、道があるのは分かるが不明瞭でテープも見つけにくく、鹿 か猪?の足跡をついて登ることもたびたびあった。11:17鳥ノ胸山頂着。平坦で木立 に囲まれているが南西方面が開けていて富士山が望めるはずなのだが残念ながら見え なかった。記念撮影後12時出発。
 雑木の頭12:15、下りは気持ちのよい道で快調だったが、刈り払いされた笹が滑り やすかった。最後道志ノ森キャンプ場の上で道が寸断されていて苦労した。キャンプ 場から国道への道もわかりにくかった。「道の駅どうし」まで予約のタクシー時間に あわせるため早足となる。タクシーで大月駅に出る途中から雨となる。駅で解散、14 名が残って反省会。
 前日の天気予報で昼から天気が急変して雨が降るかもしれないとのことであったが 幸い歩行中はよい天気に恵まれた。

第3186回        蕨  山          4月22日
 飯能7:51着、タクシー2台に分乗し林道終点近くまで入り、9:00出発。渓流を何度 か渡り、急坂を行き9:35尾根に出る。しばらく静かな稜線歩きの後岩場が現われる。 見上げれば優しいピンク色のアカヤシオ、足元に目を落とすと可憐なイワウチワに励 まされながら急登と岩場を乗り越える。誰にも会わないまま山頂10:50到着。お天気 も良く遠くに薄ぼんやりと浅間山も見て取れる。ゆっくりと食事をとる。しばらくす ると人の声が聞こえだし7人位のパーティーが登ってきた。聞くと、その後から25人 の団体が来ると言う。仕度をして11:35出発。長い尾根を歩く。途中、火事で消失し たという金毘羅神社跡を通る。周りの木々の黒い火傷が痛々しい。さわらびの湯バス 停13:45着。私達を待っていたかのように13:47発のバスが滑り込んできた為、温泉は あきらめる。楽々座れ、飯能に戻る。全員で餃子屋さんにて反省会後帰途に着く。こ の日の蕨山は私達が最初の登山者だったらしく、静かでさわやかな山行だった。

第3184回        篠 井 富 谷 連 峰 (宇都宮アルプス)          4月21日
 宇都宮駅8:30集合、タクシーで子どものもり公園へ、公園の直ぐ脇から山道を登っ て行き、カタクリの群生を見ながら登ると榛名山の山頂(10:15)で小さな石の祠が祀 られている。薄っすらと日光連座が見える。次の男山山頂には、50人のパーティが おり、本山に向かう途中で順次先に行かせてもらう。団体とも離れ、静けさをとり戻 す。下篠井登山口の道標から急な下りとなる。送電線鉄塔下から急登すると飯盛山 (12:05〜12:25)。昼食後、直ぐにロープを伝わりながら急斜面を下る。一旦林道に 出、直ぐに杉林の気持ち良い道を進むと青嵐峠に着く。峠から25分で高舘山の山頂、 歩いて来た篠井連峰の全貌が見渡せる。全員での記念撮影。杉林の緩やかな下りとな り黒戸山14:00着。 次の兜山へは短い急坂を下り、林道に出で道なりに歩く。三差路 から右へ、左の踏みあとを辿ると7峰目、兜山の山頂。「地図上の兜山は鬼山で、反 対側にある同じ標高372mを地元では兜山と呼んでいる。」休憩後、来た道を戻り、林 道を右に下ると中徳次郎登山口に出た。そこから暫らく田園の中を歩き、中徳次の交 差点近くから予約(15:30)のタクシーに乗りF邸へ、反省会後宇都宮発(20:38)で帰 路となった。

第3183回        平 標 山          4月15日
 リーダーは前日石打の民宿泊。翌日越後湯沢駅で朝立ちの3名と合流し、民宿の主 人運転の車で元橋登山口へ、車で来たAさんとも合流し5名揃う。
 Oさんの情報で下山予定だった松手山コースは止め新道往復とする。平標山の 家登山口9:45、歩き出してから20分ほどで雪が出てきたが所々夏道であった。小屋の 下では多く残っていた雪だが、昨年12月立て直した小屋周辺はまったく無い。昼食後 12:00平標山頂へ歩き出すも階段状の道は歩きにくい。山頂13:20、天気は良いが登山 客なし。上信越の山々の展望を心行くまで楽しみ下山するも、階段状に足をとられ嫌 になる。山の家の管理人によると「例年の半分も雪がない」との事。元橋登山口 16:05、Aさんの車で湯沢に出て、4名そば屋で反省会後東京へ。

01.jpg

02.jpg

04.jpg

   平標小屋の前から平標山

山頂より仙ノ倉・谷川岳への縦走路

 残雪とブナと青空


第3182回        黒 滝 山          4月14日
 週間天気予報は最悪・週末は雨だったが急転して良くなる。途中の車窓は霧や曇り だったが青空も出てきて黒磯駅下車。タクシー乗車9:05出発。予定の百村山からの尾 根より先の送電線の巡視路に「黒滝山入口」の表示があった。先客登山者2名。身支 度を整えて工事現場にあるような金属製梯子に取り付き、急勾配を一気に上がり尾根 に出ると百村山頂へはあっと言う間で10:20着。カタクリの花を保護するためロープ が張られていた。尾根道は勾配が緩くなったり急になったりし、残雪も出てくる。那 須見台で昼食11:50〜12:20、那須山塊は山頂付近が雲の中。山藤山ピークでは白樺の 幹の高い位置に山名表示があり驚く。青空の下、白樺林を見て残雪上を一歩一歩進 む、眼下に広がる関東平野と気分が良い。細長い尾根上の黒滝山頂13:15着。樹林に 囲まれて展望なし。休憩−写真を撮って下山へ、雪斜面の下りは早い、那須見台を越 えたあたりで大佐飛山往復の6名ほどに追い越される。百村山で休憩後尾根伝いに下 り林道を横断して杉林の中をジグザグに下って15:30光徳寺の登山口に出る。途中で 予約したタクシーで那須塩原駅に出、簡単に反省会をして16:30発新幹線で帰る。

第3181回        加波山から雨引山(裏筑波縦走)        4月8日
 6:53発ラビットで小山へ、水戸線で下館へ。タクシーから見る筑波山は迫力。伝正 寺9:00着、工事中。古いガイドの登山路は閉鎖、道を訪ね手前から西の麓道へ入ると 犬がついてくる。御影の野外施設からきのこ山へ登る。ハングライダーの発着場で平 野が開けて見える。舗装道路を行くと多くの飛び立とうとする人。足尾山は別名葦穂 山。昼食11:45〜。ここは足の神様。
七差路の一本杉峠から巨大風車の丸山、空に百を越えるパラグライダーうじゃう じゃ。550段の階段で加波山。寒気が入り雷の可能性。たばこ神社、本殿、つばくろ 山を過ぎると高度を落とす。泣坂峠は道標が無いので左に引き込まれぬよう。登りつ いた雨引山からは筑波山と歩いた山々が見える。御岳は岩瀬の裏山。犬も駅まで、岩 瀬駅16:30着。

第3180回        御 前 山          4月7日
 立川7:44発、天気は良く奥多摩駅から境橋へ。ニリンソウ、アズマイチゲ、ハシリ ドコロなどを楽しみながら体験の森と分かれたら水曜日の降雪が残っており、雪と泥 で滑り登り下りの1時間が大変であった。避難小屋12:00着−昼食。惣岳山周辺から カタクリの蕾が少し見られたが咲いているのは無く「一輪でもいいから見たい」と言 いながら下ると若いカップルが、「少し下の岩の所に一輪だけ咲いている。」と教え てくれ見る事ができた。奥多摩湖バス停14:50に着いた頃からポツポツと雨が降り出 して来た。奥多摩駅で反省会をして無事解散。

     第3179回        笹 尾 根          4月 1日
 武蔵五日市9:00発のバスは、臨時が1台出て全員着席で目的地に向かうことが出来 た。檜原街道の桜はまだ3分から5分咲き、数馬着9:55。車道を少し戻って杉林の登 りになる。日中の予想気温25度の好天となり、気持よい汗をかいて槙寄山11:30 着、かすかに富士山が見えた。ここからは、おおむね降りとなる快適な尾根道、芽吹 きにはもう少しという感じだ、土俵岳14:00、浅間峠から400mを降るが、古くからの 道で歩きよかった。  上川乗バス停16:00着。16:22のバスを待つ、ダイヤが変り4月2日からこのバスは 無くなる。立川で全員参加の反省会。

第3178回        鳴 虫 山          3月31日
 東武を利用した人が4人、JR経由が2人で予定通り東武日光駅を9:20に出発。前日 までとは異なり気温12℃と風が冷たい。 余り見通しは利かないが快適な尾根道を歩 いて神の主山へ。ここからが日光市街がよく見えたが、男体山や女峰山の山頂は雲に 隠れて見えない。11時半過ぎに鳴虫山頂に到着。気温は5℃まで下がり風もあるので 雨具を着て防寒だ。独標を過ぎた頃から小雨が降り出してきた。ただ標高も下がって いるので寒くはない。有料道路下のトンネルを抜け、日光の散策コースを通りやしお の湯で身体を温めてから帰った。

第3176回     かぐら・みつまた 田代方面と湯沢スキー       3月24〜25日
   24日(土)午後から雨の予報下、越後湯沢に集合。シャトルバス混雑の為、TAXI (2台5310円)で"みつまたロッジ"へ、前泊の1名と合流、ゴンドラ?リフト、と乗り 継いでかぐら登山口(強風で登山禁止、苗場への連絡路封鎖)から10分程登り豪華昼 食を楽しむ(またぎ汁、うどん、鴨肉、卵焼き等)、沢の藪くぐりを慎重に楽しみ、 かぐら、田代の各ゲレンデを満遍なく滑る。雪質は悪くなく滑走に不便なし。16:30 下山路経由で往路を駐車場迄滑る。夕方まで曇天。
 25日(日)朝から雨の為協議の結果諦めて温泉に。泉質よく快適。10:53のバス で越後湯沢、北陸地震の影響でダイヤ乱れるも手打ちそば屋で昼食後、40分遅れの" たにがわ"で全員ゆったりと座り早めの帰着となった。

第3174回        百蔵山〜扇山          3月18日
   高尾7:46発の各駅停車に乗車。高尾駅で待っている間に単独山行で山に行く予定 だった会員のIさんとUさんに偶然出会う。「よかったら一緒にに行きませんか?」 と誘い、急遽参加することが決まった。時間が早かったのか猿橋駅で降りたのは我々 だけ。初めて顔を合わせる人もいたので駅で自己紹介を済ませ8:35出発。快晴で絶好 のハイキング日和である。
 百蔵山への道は住宅地の中を行くが要所要所に指導標が完備されていて安心だ。私 設の和田美術館を過ぎるといよいよ山道になり薄暗い植林の中の道を登り、30分程 で展望の開けた明るい場所に出たので小休止。松の木の向うに真っ白な富士が見え素 晴らしい。ここからは雑木の中の緩やかな道で百蔵山には10:45着。予報では寒い日 といわれていたが風もほとんどなく陽だまりの山頂で豚汁を作って食べる。大休止の 後、11:55扇山に向かって出発。扇山への道はアップダウンのある樹林の中で展望は ない。最後の急坂を登りきると大久保山でそこからいったんコルに下り扇山14:00 着。小休止の後14:20鳥沢駅に向かい下山開始。途中の水場で水を飲み15:15梨の木平 着。ゴルフ場脇の舗装された車道を下り鳥沢駅16:00着。電車を待つ間各自コンビニ で缶ビールを買って乾杯。16:20発の電車に乗車して帰るが有志は八王子で途中下車 し反省会をして帰る。

01.jpg

02.jpg

04.jpg

    これから登る百蔵山

      富士山が美しい

   陽だまりの尾根道をいく


第3173回        矢 倉 岳          3月11日
 雨は朝のうちで止むとの天気予報を信じて新松田9:01発のバスで地蔵蔵に乗り9: 38着。小雨が降る中9:50出発。万葉公園に通じる車道を歩き初めて、まもなく雨が 止む。途中で車道を離れ足柄古道に入り足柄峠10:50に着く。曇り空になり回りの 山々も見えてくる。車道を万葉公園の方に戻り、矢倉岳登山口11:05、目指す矢倉岳 も目の前に見えている。急な斜面は雨で表面の土が流され歩きやすく山頂12:10着。 天気が悪かったのでカヤトの山頂に登山客なし。晴れていれば展望がよく、登山客で 賑わう山頂のに!
   13:00下山へ、急な樹林の中の道を下り農道に13:40、車道を歩き矢倉沢バス停14 :00、14:32発のバスで帰る。

第3172回        金 時 山          3月10日
 御殿場駅から箱根行きのバスに乗り、乙女峠バス停で下車。五合目以上を現わした 富士山が出迎えてくれた。指導標に導かれ、乙女峠への登山道に入る。ハイキング コースだけあって道は良く踏まれているが樹林に遮られて展望は無い。35分程で箱 根外輪山の一角にある乙女茶屋に到着、仙石原越に神山も見渡すことができた。ここ から約一時間で金時山に登頂、さすがに登山者が多い。期待した富士山は雲間からチ ラリと覗かれた程度。明星ヶ岳方面に向かって行くと続々とファミリー登山のグルー プに出会うが仙石分岐を過ぎると登山者の数も少なくなる。矢倉沢峠のうぐいす茶屋 で鶯の初音を聞きながら外輪山の縦走路をたどり、火打石岳の先で蕗の薹を摘む。明 神ヶ岳15:20着、上空は曇っていたが大涌谷の噴気は手に取るような近さ。じっとし ていると寒いので先を急ぐ、明星ヶ岳まで足を延ばすつもりであったが、ここまでで 意外と時間が掛かったので宮城野に降る。バスはすぐにやって来たが、渋滞のため湯 本17:50着。バス内でJR組と小田急組に別れ、それぞれ反省会ののち帰宅。

第3171回        越後周辺スキ ー          3月10〜11日
 集合場所の越後湯沢駅から宿の送迎車に乗り、支度後"舞子高原スキー場"へ向か う。雪が少なく道路は砂埃状態でゴンドラ駅から暫くは田んぼ景色。周辺のスキー場 もまだら模様で寂しい。気をとり直して晴天下滑る。コブ斜面を攻める人、ゲレンデ をスピード滑走する人等、食事をはさんで15:30迄滑り、帰りもゴンドラで下る。
 11日朝、雨音で目が覚めるが朝食時から雪。早帰りの一人を除き午前券で石打中央 口からスキーを持ってリフトで頂上に。降雪しているものの雨後に積もった重いまと わりつく雪と格闘し12:30の下りリフトで帰る。越後湯沢駅前の"手打ち十割そば"で 反省会後"たにがわ"に悠々座りばばぬきトランプをしながら帰着。雪の状態を考える と怪我が無くて幸いでした。

第3170回        高尾山 スーパー歩き          3月 4日
 お馴染みの霊山高尾には多くの自然研究路がある。一日でどれだけ歩けるか? 出 発は蛇滝口から。静かな古い道。蛇滝では読経が聞こえる。ケーブル駅の下から2号 路、さらに4号路。つり橋あり、途中日影の道から1号路で山頂へ。展望は霞む。山 頂を巡る5号路から6号路を下山。沢沿いの道人多し。ケーブル乗り場で小憩。稲荷 山コースを登る。前より人多い。昼食。皆でコースを検討する。2号路の長い階段か ら舗装道、3号路は山腹を巻いて行く静かな穴場。随神門から1号路を登る。薬王院 から山頂へ。体は重くなるが充実感。4号路の後半と随神門の南の道でかすみ台に出 る。人の多い1号路はコンクリ道の下り、金比羅神社は眺めが良い。八王子で反省会 をするのでJR高尾駅に下ることにする。思いの外早く駅に着けた。琵琶滝かすみ台 間はパス。パーフェクトは成らず。

第3169回        御岳山〜大岳〜白倉          3月3日
 新宿7時44分発ホリデー快速「おくたま1号」に乗車。御岳駅からバス(170 円)ケーブル(170円)でみたけ山頂駅へ、広場でお試し山行の女性3名と会員の自己 紹介。ガイドブックの調査山行で何度も行った御岳神社へと歩き出す。話しながら歩 き大岳山荘テラス11:45、昼食と共に甘酒を御馳走になる。大岳までは登山者も多い が馬頭刈尾根に入ると登山者も少なく、静かな歩きとなる。白倉分岐13:10、白倉バ ス停までの下降は結構急である。ジグザグの下降を繰り返し穴切り林道の大岳登山口 に出た。バス停14:45、次のバス時間まで1時間近くもありタクシーを呼ぶ。待ち時 間にビールで乾杯。五日市(タクシー3720円)から立川まで行き反省会をして帰る。

第3168回        富   山          2月25日
 千葉発7:47の内房線で岩井へ、沿線の桜、菜の花や海越しの富士山の展望を楽し む。 フェリーで来る人を待って10:00岩井駅前を出発。県道を歩いて安房国札所十二番福 満寺10:25境内を抜けてもまだコンクリートの道をしばらく登って1合目を過ぎて登 山道になる。 道端には水仙がたくさん自生しているが花はほとんど終わっていた。晴れて気温の低 い日だったが、ヤッケを脱いで階段状に整備された道を登る、両側はシイの巨木で鬱 蒼としていて7合目すぎにようやく海岸が眺められた。11:45富山北峰に到着、立派 な展望台に登る、残念ながら富士山は霞んでしまった。きのこ汁を作って1時間休 憩。下山は里見八犬伝ゆかりの伏姫の籠窟へ、急斜面で整備が悪く歩きずらい、籠窟 は立派な白壁の山門が仰々しくてびっくりした。岩井駅着14:15反省会をする店もな く、岩井海岸を散策して15:35の列車に乗った。

第3167回        守 屋 山          2月24日
 あまりの暖かさに、雪遊びが泥んこ遊びにならないか心配しながら快晴の東京を出 発。茅野からタクシーで守屋登山口へ。駐車場が広くなりアジア風の建物も。最近人 気が出ているのは知っていたが、ここで15〜16人のパーティが先行。最初は雪が無い が、すぐに雪(氷?)が出てきて、先行パーティがアイゼンをつけているのを追い抜 く。休憩所で3人が軽アイゼンをつけるが、ここからは氷というよりしっかり雪道と なり歩きやすい。やや急な道を登ると上も横も霧氷の林となり「きれい!」の声が飛 び交う。霧氷の林の間からは真っ青な諏訪湖も見える。守屋山東峰に着くと正面に木 曽駒。南アは仙丈が見えるがあとは山頂に雲がかかっている。北アは完全に雲の中。 後ろの団体が来たので20分程先の西峰に向かう。西峰も何人も休んでいるがこちら の方が広く我々もゆっくり昼食とする。南斜面側はまあまあ暖か。12時半に山頂を後 にして同じ道を戻る。東峰までの間、北側からの風がとても冷たい。気温が下がって いるのかなと思ったら、東峰では同じ諏訪湖側からの風が冷たくない。なぜ? 心配 していた帰りの氷とぬかるみも、誰もころばず登山口に到着しタクシーで茅野に向か う。山では山頂に雲がかかっていた八ヶ岳がこの頃にはきれいな姿を見せていた。

01.jpg

02.jpg

04.jpg

     霧氷の林を歩く

     青空をバックに

  守屋山西峰より東峰を眺める


第3165回        北 八 ケ 岳          2月10〜11日
 10日、出発は臨時の「あずさ51号」は指定席も自由席も空いていた。茅野駅か らは予約していたジャンボタクシー(9人乗り、¥8540)で登山口の渋の湯まで 入る。やはり暖冬か途中の道路には雪もなく、渋の湯の手前でやっと雪が現れホッと する。ロングスパッツを着け身支度を整え10:35出発。雪道は適度に踏まれていて歩 きやすい。樹林帯を抜けた所が賽の河原で、風は冷たいが青空が美しいのでひと休み して記念写真を撮る。急坂を15分位登り再び樹林帯に入り道も緩やかになり高見石 小屋に着く。高見石まで空身で往復した後、丸山を越え麦草ヒュッテに向いヒュッテ 着14:30。30分ほど休んでからヒュッテでXCスキーを借りて1時間程遊ぶ。
 11日、朝起きると小雪が降っていて展望もないので茶臼・縞枯山コースは止め五 辻コースで坪庭に行くことに決め麦草ヒュッテを7:40に出発。道はスキー用のポール が要所要所に立っていて迷うところもなくワカンも必要ない道だが、せっかくワカン やスノーシューを持って来たので一部の人は新雪を踏んで新雪の感触を楽しみながら 歩く。五辻の先の広々とした雪原では素晴らしい霧氷も見られ気持ちの良いコース だった。ピラタスロープウェイ山頂駅には10:45着。11:00のロープウェイで下山し 11:25のバスに乗り茅野駅12:25着。昼食を兼ねいつもの店に行き14:25スーパーあず さで早々と帰京。途中車窓からの甲斐駒が美しかった。

第3164回        滝 子 山          2月4日
 高尾発7:25の小淵沢行き各停で出発。まだ登山者の姿は少ない。初狩着8:25。かな り暖かい。藤沢の集落を通って山道の入り口には9:10着。三日前の天気予報は絶望的 に悪かったのが急に晴れに変わったのだが、今のところはまだ曇り。水場を経て稜線 に出たのが10:18。この頃から薄日と青空が現れるようになった。檜平10:50。目の前 に三つ峠の頂稜が見え、その下は一面の雲海が広がっていた。陽気や風の暖かさはほ とんど春。滝子山頂上には11:45に到着。ほかに誰もいない静かな頂上で、三つ峠か ら御坂の山なみ、南大菩薩の山々が望まれた。とにかく暖かい。下山路は北面になる のでしばらくは雪の道。やがてズミ沢沿いに左に美しい沢を見ながらの下りとなる。 13:40車道に出、笹一酒造で軽い反省会と酒の仕入れをして、15:35発の各停で帰途に ついた。

第3163回          日 の 出 山          2月4日
 新宿発7:44奥多摩1号ホリデー快速で御岳駅へ、青梅マラソンの人がたくさん乗っ ていた。お天気もよいので歩いて登ることにした。滝本発9:20、南武線が沿線の火災 でストップした影響を受けた人もいたが、ロープウエイ山頂駅で合流することが出来 た。御岳神社にお参りしてから日の出山へ向かう、山頂着11:25、風もなく穏やかな 日和となり、展望を楽しみながら12:00まで昼食。13:00生涯青春の湯つるつる温泉到 着。立派な施設でゆっくり入浴し、反省会。15:10青春号で五日市へ。

第3162回          達 磨 山          1月27日
 修善寺駅から戸田行きのバスに乗り、戸田峠で下車。伊豆山稜線歩道の指導標に従 い、登山道に入ると以外にも残雪あり。眼下に戸田港を望みながらの稜線歩きなのだ が、昨日の天気予報に反して上空に雲が広がっていて遠望無し。笹原と馬酔木のトン ネルをくぐり木の階段を上がって小達磨山を過ぎ、伊豆山スカイラインを横切って一 登りすると達磨山982mに10時45分着。一等三角点が置かれていて展望は36 0度、風が強いので少々寒い。上空は雲に覆われていたが天城山や長九朗山などはそ れと確認することができ、富士山も五合目以上を雲間から望むことができた。往路を 戻り、戸田峠から金冠山に登り返すころから雲が飛び去り、青空が見え始める。金冠 山12時30分着。南アルプス方面は薄い雲の影響ではっきりとした展望は得られな かったがそれと指摘することができた。
 遊歩道を下り、舗装道路に出てだるま山高原レストハウスバス停着。バス待ちの 間、レストハウスに入って休憩。居乍らにして駿河湾越しの富士山や沼津アルプスの 大展望を楽しむことができて満足。戸田からのバスに乗り修善寺に戻る。

第3161回        菅 平 ス キ ー          2月10〜12日
 9日、20:30車で東京発 23:05宿着 渋滞なし。  10日、晴天ぽかぽか陽気の下、ダボス、太郎 天狗の各コース満遍なく昼食をはさ み16:30迄滑走。根子岳ヘリスキーはフル開店。雪量甚だ少ない。深夜少量の積雪あ り。
 11日、曇 大松山ゲレンデ(午前中)競技大会の為滑走可能は半分。混雑を避け" つばくろゲレンデ"に移動するも小学生等の競技練習で食堂満員。14:00迄滑り,大松 山ゲレンデにもどる。この頃から晴天になりコースも空いたので、15:45迄快適に滑 走。
 12日、晴天8:20宿発。鹿沢スノーエリヤに向かい,カマンゲレンデからハイランド ゲレンデを快調に殆どノンストップで12:30迄足並みそろえて滑走。温泉入浴後、小 諸ICから上信道で東京着18:45。
 積雪が極めて少なかったが晴天で1日目、3日目共眺望に恵まれ3カ所のスキー場を 楽しんだ。 

第3160回        志 賀 高 原 ス キ ー          2月10〜12日
 10日、長野駅9時集合。志賀高原行きのバスは9時前から次々出発していくが、駅 前の階段まで行列が出来るほどの混雑だった。晴れて暖かく途中雪は全く見られな い。丸池スキー場では池が青々と水を湛えているのにびっくりした。10:30一の瀬 着、今年もチャレンジマスターに挑戦する意気込みで11:00横手へ向かう。渋峠のク ワッドがクローズしていた、スキー客が少ないためだろうと推測する。夕方ガスがか かって視界が悪くなってしまった熊の湯まで滑り、16:30宿に帰る。
 11日、小雪の降り続く一日となった。7時に夜行バスの2名到着。9:00出発、奥志 賀、焼額を滑り、午前中スクールの人と一の瀬の宿で合流。午後は西舘からジャイア ントと下へ滑り、ロープウエイで高天ヶ原に17:00宿へ、2名帰京。
 12日、チャレンジマスターの残りを、志賀高原の広さを実感しながらあちこちと滑 る。ジャイアントの下のレストランでのんびり組みと無事合流。15時まで滑り、 16:25長野行きのバスに乗り帰路に着いた。

第3159回        六日町 八海山スキー          1月27〜28日
 27日 東京発7:08浦佐着8;54雨の中宿の車で向かう、10;00ゲレンデへ、気温が 高い、午前中は薄日もさして期待をしたが上部はガスと雪、それぞれ好みのコースで 滑り、11;30昼食、ゲレンデは空いていてリフト待ちはないがレストランは混雑して いた。午後は前倉ゲレンデは雨、上部は相変わらず雪と濃霧で視界悪し、4:25のバス で帰京するOさんを見送る、全身ずぶぬれで4;30まで滑る元気な人もいた。夜も雨の 音。
 28日 晴れて暖かい、9:00出発。全員山頂まで登る、前夜の雪が美しい霧氷に なっていた。八海山をバックに写真を撮り、妙高山などの展望を楽しむ、3月の春ス キーのような状態。昼食は宿の送迎でリラックスできた。午前で帰る人、午後も元気 良く滑る人に分かれ、4:00のバスで宿に帰り、入浴、反省会、浦佐発18:14帰路につ いた。

第3158回         浅間嶺と松生山          1月21日
 五日市バス9:00発、浅間尾根登山口9:50。若干の雪、尾根にでると平坦で落ち葉が 足にやさしい。一本杉から尾根道は北側になるが凍っていず。人里分岐を経て東屋へ 出たら登山者で騒がしかったが、山頂に行ったら誰も居なかった。昼食12:05〜 12:40。丹沢がぼんやり見える。風は無いが少し寒い。入沢山の踏み跡に入るとしば しの急登、小さな上下を繰り返して笹ヤブに出たら松生山に13:10着。木々の葉は落 ちきり、周りは全て山である。往路を戻り御前山と大岳山を見ながら舗装道路交じり 道を北秋川のバス停へ下る。
 小岩始発のバスは満員。途中の東町で下車して反省会。

第3157回         越後エリアスキー          1月13〜14日
 13日、 越後湯沢8:30集合。天候は雪、状況の良さそうな苗場スキー場へ元会員の 車で向かう。9時到着、雪は降っているがゲレンデコンデションは良く、リフト待ち も無い。ゴンドラで山頂まで上がり楽しく滑った。11:30昼食、午後4時頃まで滑り、 日帰りのOさんをガーラ湯沢駅で降ろして石打の宿に午後5時到着。
 14日、朝は青空が見えていたが出発するころは雪になってしまった。8:45舞子高 原スキー場に向かう。午前中は舞子エリアで滑り、午後は後楽園へ足をのばす、後楽 園は標高が低いので雪質が悪い、舞子エリアに戻り長嶺コースを滑る。3時過ぎに天 候がよくなり、ゲレンデコンデションは最高によくなって名残りおしい気持で帰路に ついた。

第3156回          今倉山〜道志二十六夜山          1月13日
 新宿8:14発の快速河口湖1号に乗車、天気快晴にもかかわらず車内はガラガラ。立 川・八王子からも合流、車内で早くもKさんの唇全開! 都留市下車8:50。予約のタ クシーに分乗して道坂トンネルまで(\3,770)入る。日陰・北斜面に雪が残る中10:25 歩き始める。すぐに尾根に出、御正体山への分岐を右に見送り左の尾根に進む。高さ が増すにつれ背後に富士山が姿を現し、左手に甲斐駒〜聖岳が一列に見えてきた。積 雪5〜10センチの今倉山頂11:30着。 風もなく穏やかな日だまりの中昼食休憩〜12:00迄。雪の尾根道は展望の広がるピー クをいくつか超え、一旦林道に出てから二十六夜山頂に着く。上戸沢にむけ尾根を下 るが途中から右手の沢に下る。しばらくして登山口の車道に出た。コース中、登山者 に会わず。 集落が見え、畑が出てきたあたりでタクシーを呼ぶ。しばらく下り、西川バス停近く でタクシーが来た。大月15:40に出て(\4,330)駅前の飲食店に入り反省会をして帰 る。

第3155回          尾瀬エリアスキー          1月6〜8日
 6日前夜泊の2名に早朝到着の1名を加え雪の中、丸沼高原へ。 ゴンドラ終点付近は強風だが寒くない。お昼過ぎに湿雪となり各コースを15:30迄滑 り、加羅倉温泉で汗を流し帰る。夜2名合流計5名泊。
 7日8:30岩鞍リゾートへ、足ならしに2,3本滑走後、スキー学校入校の1名と別 れ、ゴンドラで全日本男子、女子国体各コース。風雪強くなり寒さしきり。昼食後強 風のためゴンドラ及び西山のリフト運休。それでも15:30迄休み無く滑り片品スキー 場から迎えのバスで帰る。夕食前に温泉に出かけたものの渋滞で断念、結局宿の風呂 となる。食事後,疲労とアルコールで各自早めの就寝。
 8目が覚めると積雪25cm、車の屋根は雪帽子、準備をして3台に分乗、オグナ武尊 で日帰りの1名と合流。前日入校の一人は技術の進歩顕著!午前券で13時迄みっちり 滑り花咲の湯で入浴と遅い昼食後、それぞれ.横浜、東京、所沢、宇都宮へ帰る

第3154回          正 丸 峠          1月2日
 池袋発8:36の快速急行で出発。正丸駅から10:05歩き始める。いつもの道を1時間強 で正丸峠。車道を渡って東屋まで登って小休止。例年ここから引き返すが、今回は更 に正丸山に登り、川越山へ11:45。そこから旧正丸峠に出た。天候は予報より良く高 曇り。途中樹間に両神山が望まれ、川越山の下りでは丸山あたりの稜線が良く見え た。峠からは緩やかな下りで一旦車道に出、わずかで再び山道の下りとなる。やがて 国道に出ると間もなく正丸駅。いつもの「奥武蔵」に1時に到着。ここで3時過ぎま で新年会をして15:24の電車で帰途についた。

  第3150回          妙高高原スキー          1月6〜8日
 6日、日本列島がバクダン低気圧荒れ狂い東京も長野も雨、9:20高速バスで妙高杉 ノ沢、ここも雨。10:40出発、ゲレンデ上部は雪になっていた。ゴンドラ終了の16:00 まで滑る。
 7日、風でゴンドラ・高速リフトがストップ。朝食後一時間ほど様子を見て9時過 ぎにゲレンデへ、丁度高速リフトも動き出した。午後1時15分に乗ったゴンドラは 15分で到着するところを10分以上遅れて山頂駅に着くと同時にストップしてし まった。2時にスキーを切り上げ、猛吹雪の中近くの杉野沢温泉で温まる。
 8日、シャルマン火打スキー場へ8:15出発、北陸自動車道を経て9:40着、日本で 数少ない自然地形をそのまま利用したディープパウダーが売り物のスキー場だが、今 年の雪不足に加えて殆ど非圧雪コースで、ほとんどの人は疲れてしまった。  杉ノ沢発16:30の高速バスで帰路に着いた。今回はパックツアーを利用したので、 新幹線往復グリーン車の指定席で優雅な気分を味わうことができた。



TOPページ 山旅会とは 入会案内 山行計画 山行記録 アルバム 質問箱