ハイキングと登山の仲間たち-山旅会/山行記録
山 行 記 録

第4521回 節刀ヶ岳から鬼ヶ岳 9月9日 次号報告
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第4520回 大 菩 薩 峠 8月26日
出発ギリギリに乗り込んだ甲府行きの車内は大混雑だったが上野原を過ぎると空いてきて座る事が出来た。甲斐大和9:20発バスは補助席を全て使う満席で上日川峠10:20着。10:25支度を済ませ出発。登り始めると湿度が高く思いのほか暑く、福ちゃん荘前の唐松尾根分岐で小休止。勝縁荘前で沢を渡り30分ほど登って尾根を乗越すと風が吹き抜け気持ち良い。左上に介山荘が見えると峠は近く登山者で賑わう大菩薩峠11:50着。大気不安定の予報もあり遠望無し。雲の間に富士山の頭だけ見える。親不知ノ頭の往復は止めて峠で12:25まで昼休憩。雲行きを気にしながら熊沢山を越え石丸峠へ向かう。笹原の石丸峠は気持ち良い場所だが残念ながら花は殆ど終わっていた。休憩を早々に切り上げ13:05下山する。雨がポツポツ降り出したが直ぐに止み小屋平14:10着。5分ほど下ると沢に出る。渡渉をして登り返すと14:35上日川ダム分岐。展望台へは行かず上日川峠14;47着。雷が鳴りだし15:00発バスに乗ると雨が降ってくる。雨に合わずに下山出来たことに安堵し甲斐大和駅着。16:04発高尾行きに乗り帰京。
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第4519回 上高地 焼 岳 8月26〜28日「アルバム」に写真掲載
河童橋から徳沢に向かう途中に穂高連峰が望める超快適そうな「小梨平キャンプ場」がある。いつか泊まってみたいと思っていたが、体力を考えてベースキャンプとし初日と三日目は移動のみで二日目に焼岳往復とする「大名テント山行」である。26日、松本駅10:45発の松本電鉄で新島々、そこから11:30発バスで上高地に向かう黄金ルートで12:35にバスターミナルに到着する。涼しい。大勢の観光客で賑わう河童橋を通ってキャンプ場だ。管理人から場所のダメ出しを何度も貰ってようやく設営したが、もっと良い場所を見つけたので4人で出来上がったテントごと周囲の冷ややかな視線を浴びながら移動する。炊事場、トイレ、熊対策の食料保管庫が近く、食事に最適なベンチもあって完璧な環境である。初日担当のメニューはホタテサラダと回鍋肉に乾燥ご飯。各自が持ち込んだつまみとお酒でおしゃべりを楽しみながら8時過ぎに就寝する。
27日 3:00起床。真っ暗で活動を始めている人はまだ少ない。モーニングコーヒーの後スパゲッティとフランスパンで腹ごしらえ。少し白みかけた4:35にヘッドランプを点けて出発。朝もやの河童橋を渡って右岸を歩いてウエストン碑を見学しながら散策コースを緩く降り焼岳登山口で10分ほど準備して5:30から登山道を歩き出す。ガスが立ち込めるが時折展望も出てきて期待できる状況。40分程で峠沢に着いて休憩の後、壊れかかったはしごもある長い急登を経て7:50に焼岳小屋に到着。甘いパイナップルで疲れをいやして8:10に出発。少し登ればガスも晴れて展望台で見事な山容の笠ヶ岳を存分に味わう。中尾峠を通り数回休みながらガレ場を登って9:40に山頂到着。中の湯からの登山者の方が多いので広い山頂はにぎわっている。残念ながらガスが湧いてきて展望は限られてしまったが、10:30過ぎまで留まって時折みせる景色を楽しんだ。眼下にヘリコプターが小屋近くを旋回しているのが見えた。焼岳小屋に戻った後で分かったが高山病の登山者を救助していたそう。ガレ場を慎重に降り展望台に戻って最後の景色を楽しみ焼岳小屋11:50に到着して12:10に出発。時折雨が降り始めたがひどくならないうちに急な下りを通過。峠沢を過ぎて13:20頃からとんでもない大雨になった。滑りやすくなるので注意しながら歩いて14:00に登山口に戻ってほっとする。雨の中今度は左岸を通ってキャンプ場に14:45無事到着。まずはビールで喉を潤した後「小梨の湯」でさっぱりする。夕餉はベーコンサラダと野菜炒めとハンバーグにトロットロの目玉焼。無洗米を十分水に浸したあと「ずっとチョロチョロ」で炊き上げた。
28日 6:00起床。前夜のご飯の残りでおじやとスパゲッティにフランスパンでのんびり朝食。日が差すのを待ってテントを乾かして撤収する。あとは観光客モードになって河童橋で写真を撮ったりソフトクリームを食べたりで、11:25の新島々駅行のバスで帰京する。湯煎が多くガスをふんだんに消費してしまい2個のカートリッジの1個は空!ぎりぎりだった。メンバーが1人でも多かったら足りなくなったと思われる。
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第4518回 竪 破(たつわれ)山 8月20日
十王駅より高萩駅のほうが近いということで、高萩駅10:10集合に変更した。ジャンボタクシーに乗って竪破山駐車場へ向かう。着くと雨が降り出した。雨具をつけて11:11二の鳥居からスタート。緩やかに登って行くと左側に烏帽子岩がある。弁天池で雨足が強くなったので東屋で一息入れる。右手の仁王門はすぐ近くで釈迦堂にでる。甲石、船石など奇石が続く。急な180段の階段を上がると黒前神社、50m先が竪破山山頂で2等三角点と鉄製の展望台がある。11:53着。胎内岩をみてから黒前神社で昼食。雨も止んだので予定通り、左に下り太刀割石へ。見事な奇石である。更に進むと道はしっかりしているが、藪漕ぎ状態になる。軍配石、神楽石を通る。林道に出たのでザックをデポしたが奈々久良滝を見に下ると峠にでた。デポするのが早かった。小さい滝をみてからデポしたところまで登りなおし、峠から25分で14:20駐車場に戻る。タクシーが待機しており、高萩駅へ15:20着。普通列車組と特急組に分かれて帰京した。短い登りで、奇石めぐり、藪漕ぎと変化に富んだ山行であった。
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第4517回 小 篠 沢 8月19日 中止
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第4516回 見晴岳から篭ノ登山・水ノ塔山 8月11日「アルバム」に写真掲載
東京6:52発の「あさま」で出発。三連休初日で指定席は完売とアナウンスが入ったが、自由席はガラガラで大宮乗車の参加者も楽に座席確保。軽井沢手前で雨となったがしなの鉄道滋野駅では晴れ。予約のタクシーに乗り地蔵峠で降りると霧雨、と目まぐるしい。一応雨具を付けて9:35出発。林道から三方見晴歩道に入る所で雨具を脱ぐ。樹林帯の本格的な登りとなるが風が余りないので暑く感じる。上空には青空が広がってきた。ハクサンオミナエシ、イブキジャコウソウ、マツムシソウなど結構花の種類が多い。11:05見晴岳頂上。雲は多いが展望も得られる。そこから三方ヶ峰を経て池の平湿原へ。この辺りは兎平から近いので家族連れも多い。12:20駐車場のある兎平でトイレ休憩の後東篭ノ登山への登りにかかると人も少なくなる。13:12東篭ノ登山頂上に到着。のんびりと30分少々昼食休憩。雲が流れて烏帽子、湯ノ丸が姿を見せ、遠く霧ヶ峰なども見えるまずまずの展望だ。そこから高差100mほど下った後小さなアップダウンを繰り返し14:35水ノ塔山。初めて浅間山の雲がはれた。ここでも25分のんびり休み、15:00下山開始。最初は大岩の積み重なる急な下り。やがてカラマツ林に入り15:48バスまで30分の余裕をもって高峰温泉に到着。ヤナギランが沢山咲いていた。バスも混雑はなく17:30佐久平駅に到着。ところが軽く反省会をしようとしたら3軒続けて予約で満員。4軒目でやっとビールにありつく。信州人は山の日には宴会? 19:31の「あさま」で楽に席を確保して山行を終えた。
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第4515回 野反湖 (三壁山・エビ山) 8月5〜6日
5日 高崎駅ホームで全員集合し8:53発大前行きに乗車。長野原草津口駅10:19着。野反湖行きバスは10:57発で出発まで思い思いに過ごす。バスは「道の駅六合」や花敷温泉を通り、終点野反湖12:12着。バス便が少なく電車で来るにはアクセスが悪いのが難点だ。バス停から車道を10分ほど下ったビジターセンターで受付を済ませ、更に15分ほど歩きテント場12:50着。車で来ているキャンパーが殆どで色々な形のテントが張られている。雨の予報もあり少し斜めになった場所を見つけ8人用の大きなテントを張る。テント周りに溝を掘って雨対策を済ませ、テントキーパーを申し出た1名を残し14:00湖畔散策に出発。ヤナギランとシシウドの群落を見ながらエビ沢まで往復。怪しげな雲が出ていて周囲の山々も雲に隠れている。15:20テントに戻り外で夕飯の支度をしていると突然の雨。慌ててテントの中へ入り夕飯はテントの中で済ます。雨脚が強く外に出られないほどの降りになるが広いテント内は快適で20:00就寝。夜半には雨は止む。
6日 4:00起床。朝食を済ませテントを撤収し5:55出発。ビジターセンターの裏に荷物をデポしてサブザックを背負い6:22出発。バンガローの立ち並ぶ第一キャンプ場内を登り6:30三壁山登山口。笹が刈払いされてはいるがいきなりの急登。30分の登りで宮次郎清水。更に5分程登り傾斜が緩んだ所で小休止。ここからは上信県境を歩き8:00三壁山着。標識だけがある展望の無い山頂で写真を撮って先へ進む。高沢山へ向かう道は高沢尾根と呼ばれる展望の良い尾根道になるが雲が低く眺望が無い。8:50カモシカ平分岐。急な道を下り笹原の広がるカモシカ平9:10着。ノゾリキスゲは既に終わっていて咲き残りも見られず残念だ。12:37発バスに乗れそうなので早々に休憩を切上げ分岐に戻り9:50高沢山。10:37エビ(恵比)山着。この日登山者に全く会わなかったがここで大勢の人と出会う。エビ山からキャンプ場に下り11:40ビジターセンターへ戻る。荷物を回収し男性陣はシャワーを浴び各自バス停へ向かい12:37発バスに乗車。長野原草津口13:53着。1名は14:06発特急に乗車、4名は14:21発高崎行きに乗り帰途につく。
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第4514回 朝 日 岳 7月31日〜8月1日 中止
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第4513回 北アルプス 白馬岳から朝日岳 7月23〜26日 「アルバム」に写真掲載
23日 出発前日に関東甲信の梅雨明けの発表があった。長野駅で全員が揃い、特急バスで八方バスターミナルまで。予約のタクシーで猿倉まで入る。登山届を提出、挨拶を交わしたあと10:05出発。天気はまずまずである。林道を行くこと15分で鑓温泉分岐。これより登山道だ。樹林の中を行く。緩い上り下りを繰り返し、ちょっとしたお花畑が現れたところで昼食にする。池塘もある。ここから小日向のコルまでが長い。杓子岳と鑓ヶ岳の裾を大きく巻くのだ。上り下りが激しい。そうこうするうちメンバーの1人の足がつったため、休みながらの登高となった。やむなく2班に分ける。漸く行く手に温泉の建物が見えた。雪渓が現れ、慎重にトラバースする。小屋直下は片や温泉が、片や雪解けの水が豊富に流れ下っている。足元には可憐な花が咲いている。右に足湯、左にテント場を見て小屋到着15:45。小屋の真下はおおきな露天風呂である。16:30全員が揃ったところで缶ビールで乾杯。食事前温泉に。男性は露天風呂に、女性は内風呂へ。夕食頃になって雨となった。ここで山岳パトロールの青年より注意を受ける。蓮華温泉に下る鉱山道は荒れていて止めた方がよい、というものである。我々の年齢等を考え従うこととする。夜、土砂降りの雨。
24日 朝食前に一風呂浴びる。6:00出発。天気は上々である。5分ほどでクサリが現れる。清冽な水の流れを何度か渡り、クサリを攀じ高度を上げる。最後の長いクサリ場を通過した所には、ストックはしまって両手を使うように、滑落危険とある。なんとか難所を抜け平坦なところに出た。大出原のお花畑である。小休止。チングルマ、ハクサンイチゲ、クルマユリ、ハクサンコザクラ、アオノツガサクラ等の大群落だ。このあたりはカールを形成しているので花も多いのであろう。鑓温泉分岐着9:45。黒部の渓を隔てて毛勝三山が立派だ。小休止後鑓ヶ岳に向かう足元にはコマクサが登山者に微笑んでいる。一歩一歩ザレた道をジグザグに上り鑓ヶ岳着10:55。振り向けば劔、立山。反対側には今宵泊まる白馬山荘が見える。時折ガスの切れ間に本峰も見えた。次は杓子岳である。一旦大きく下り再び上り返す。杓子岳着13:15。ザレた道を下った丸山との鞍部に昨日鑓温泉で会った青年が来る。聞けば温泉から2時間で来たと言う。驚きである。丸山を越え、正面に旭岳を見つつ下る。右に白馬村営頂上小屋とテント場をみて本日最後の上り。青年とはここで分かれる。白馬山荘着15:45。受け付けを済ませ、レストランで乾杯。暫しくつろぐ。窓越しに旭岳、眼下に村営小屋の赤い屋根、縦走してきた杓子、鑓と続く。夕食は昨日と比べるべくもない。食後、外に出てみると夕陽がきれいだ。旭岳の右に今、正に落日を迎えようとしている。劔、立山も見える。この分なら明日の天気は上々であろう。
25日 朝食前に外に出て見ると360度の大展望。劔、立山が豊富な残雪を付けて輝いている。天気は快晴。朝食を済ませ6:00出発。白馬岳頂上で心ゆくまで展望を楽しむ。行く筈であった雪倉、朝日が指呼の間だ。東に雲海の上に雨飾、妙高、火打、高妻、八ツ、南に五竜、鹿島槍、槍、穂高、笠、黒部五郎まで、遠く加賀の白山もうっすらと見える。皆写真を撮るのに余念がない。これより三国境にむけて岩場の下り。慎重に下る。右の信州側はすっぱりと切れ落ちているが、左の越中側はなだらかでコマクサ、ウルップソウ等の花が目を楽しませてくれる。三国境着7:30。ザックをデポし鉱山道分岐を目指す。分岐からは登山者はいなくなり快適だ。辺りは花の群落で正に秘密の花園である。眼下にハートの形をした池が見え、雪渓もあり、あそこまで行きたいくらいだ。二重山稜を行き、お花畑を愛でつつ下る。鉱山道分岐で写真を撮って三国境に引き返す。三国境より白馬大池を目指す。そのうち雪倉はガスで隠れてしまった。半袖では肌寒いくらいだ。だが、次から次へ現れるお花畑に癒される。小蓮華山を過ぎた辺りでライチョウを見ることができた。白馬大池着13:00。時間も大幅に過ぎ、蓮華温泉に連絡をとるも通じず。やむなくTさんとSさんを残し、2班に分かれて下る。道は明瞭であるが、露岩の続く水平道だ。標高の下がらないのがもどかしい。樹林の中を下ること1時間余りで天狗の庭。一瞬朝日岳見ゆ。小休止後樹林の中を尚も下って、やっと赤い屋根が見えた。蓮華温泉着16:05。受け付けの際、2人遅れる旨話したところ、昨日杓子岳下で会った青年がここに在るという。事情を話したところこれから上に上るという。様子を見てもらうよう要請した。やがて1時間遅れで2人が下山して来た。何はともあれ生ビールで乾杯。内風呂で3日間の汗を流す。夕食は観光客も来る場所でもあり、なかなかのものであった。
26日 最終日。今日も好天である。食事前裏手の山道を15分位上って露天風呂へ。女性は薬師の湯、男性は仙気の湯へ。程よい温度の湯に浸っていると時間が経つのも忘れる。朝食後バスの発車まで時間があるので近くを散歩。ロッジをバックに記念写真を撮ったあとバス停へ。平岩駅まで高差1300mを下る山岳道路だ。途中で一部の人は熊の親子を見たらしい。平岩駅で一部の登山者を降ろし、糸魚川駅着11:15。取りあえず切符を購入しようと辺りをみても窓口がない。新幹線の停車駅なのにみどりの窓口もない。JRの女性職員が来てやっと購入できた。発車時刻まで近くの中華屋で反省会後帰途につく。
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第4512回 日光 寂 光 沢 7月22日
東武日光駅9:30。バラバラの集合。集まり次第でタクシー乗車。寂光滝入口まで2500円。50mの寂光滝は水量多し。若子神社の脇を登る。寂光滝の上に降りる。沢登りの左岸用意をして10:30出発。大きな釜の小滝、右わき登る小滝、幅広い滝。狭い二条の滝は左端を上るか、左にまく。穏やかな谷川になる。水量が多い右に行く。苔むし緑色。靴が岩に挟まった。可愛いガマ。サルノコシカケ。右に湧き水状の滝あり。12:36に25mのナメ滝に出る。聖天岩は諦める。ザックをデポする。ナメ滝は快適。上は田んぼ状で右に沢の源頭がある。昼食と靴履き替えで1時間。左岸の谷の右の尾根を登る。踏み跡は無い。笹原の右方向に赤テープ見つける。行くと、しっかりした道あり。ガイドには不明瞭とあるが問題ない。木にプレートあり。ゆるく下る。ナメ滝から1時間で若子神社。狭い県道を下る。今日一日曇りで、暑くない。国道の田母沢バス停近く、バスが追い越して行く。慌てて走る。降りる人がいて間に合う。東武日光駅で帰りの電車を予約する。ビールで乾杯だけして、バラバラで帰る。おだやかな沢で紅葉のころ良いけど交通が面倒くさいかも。
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第4511回 八ヶ岳 赤 岳 7月16〜17日
梅雨前線は北上して東北地方に大雨をもたらしていたが、八ヶ岳は高気圧に覆われて絶好の登山日和になった。茅野駅は警報級の暑さでも9:20発のバスで標高1230mの美濃戸口に着けばやはり高原の涼しさを感じる。登山者も多く我々は増発バスに乗車したので座れた。10:00に到着して15分過ぎからまずは美濃戸山荘に向かって林道を歩き出す。つづら折りの林道のところどころにあるショートカットの山道も利用しながら11:10にやまのこ村に着いた。店の無料の水で水分補給する。11:25に美濃戸山荘のそばの北沢と南沢の分岐を北沢にとって林道をのんびりと歩くが「アブ」が我々の廻り付きまとい、虫よけスプレーをかけていても数人が刺されてしまった。「ポイズンリムーバー」を持参していた人がいて吸引したところ少しは効果があったようだ。「アブ」の生息域は限られていて高度が上がるといなくなった。沢沿いの快適な道を休憩を取りながら歩いて14:10過ぎに赤岳鉱泉に到着。少し休んで短い急登をへて15時前に中山乗越。3人がそこから展望台まで行って大同心と小同心を望んだ。残る2人は休憩。なだらかに降って行者小屋に15:15着。チェックインの後、まず無洗米を水に浸したあと宴会開始。前菜と乾き物、リーダーの自宅で採れたナスやシシトゥを炒めてつまみにする。主菜は酢豚とご飯とみそ汁。仕上げにお茶を飲もうと湯を沸かしたところで事故が発生。リーダーの不注意でコッヘルが倒れて湯がメンバーの前腕にかかり、さらにテーブルを伝って右腿にもかかってしまった。大変申し訳ないことをしてしまった。すぐに冷やすなどの対応をしたが、翌日の登山は微妙な状況となった。
17日は4:30に起床。夜中も痛みがあって医者に行くとのことで直ちに下山を決定。昨夜残ったご飯のおじやなどで朝食を済ませた後、6:40から南沢で降る。美濃戸山荘を8:55に経て9:50に美濃戸口に到着。そして10:20のバスで茅野駅に戻った。
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第4510回 鼻 曲 山 7月8日 中止
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第4509回 奥多摩 川 苔 山 7月2日
奥多摩駅に着くと雲もとれ、強い日差しが照り付けている。バス停は多くの登山者で溢れている。臨時のバスで川乗橋まで。身支度を整え挨拶を交わしたあと9:50出発。暫くは車道歩きである。青空と深緑の中を行く。細倉橋で小休止。ここから登山道だ。山名のとおりいくつもの木橋を渡り、小滝や釜を見つつ緩やかに上って行く。水がきれいだ。百尋の滝着11:35。木々の間から見る滝は、水量は少ないが40mくらいはあろう。道は右に曲がり徐々に上って行く。広葉樹の間を行き小広い場所に着いた。ここで小休止。昼も近く、各々口に入れる。ここを過ぎると道は急登となる。滴り落ちる汗をぬぐいつつなおも登ると日向沢の峰・舟井戸方面の分岐に出た。山頂までは一投足だ。川苔山山頂着13:40。人気の山だけある。登山者でいっぱい。多少雲はあるが展望は今一つ。周囲の木々が成長したためか。以前は全方向見られたが。さて、これより下りだ。先程の十字路まで一気に下り、鳩ノ巣方面の道に入る。だが、このコースは長い。山腹を巻くので行けども行けども下らない。杉・桧の植林や樹林の間をひたすら進むのみであるが、時おり棒ノ嶺や手前の赤杭尾根が見えた。大根ノ山ノ神着16:05。ここまでくると駅は近い。鳩ノ巣駅着17:00。直帰組と分かれ、駅下の釜めし屋で反省会後帰路につく。登山適期は晩秋から初夏の山であるが、足慣らしには手頃なのではあるまいか。
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第4508回 奥武蔵 越 上 沢 6月24日
東武越生駅の黒山行きバスは9:22。集合が遅れたので、タクシーで越辺川源頭の碑まで入る。3500円。10:40に橋をくぐり抜けて沢登り開始。のっけから滝。一昨日の雨、下半身が濡れる。道祖神の碑、岩穴。50分で三重の滝入口のトイ状の滝。取り付けない。石門の標識(どこが?)苔むした岩や倒木。左岸の倒木帯をまく。13:00昼食。青紅葉。3か所二俣があり、常に右に行く。水が臭いと思ったら鹿の白骨体があった。源頭の碑、2分で湧き水。更に緩い谷を3分で稜線に出た。仕事道を無視し、尾根を登る。15分で雨乞い塚。展望台は大高取山のみ。顔振峠は大展望でのんびりする。武甲山、武川、伊豆、鳥首、有馬、川苔、本仁田、棒ノ折、御前山。吾野宿を経て、地元住民の教えてくれた、最後の急階段。吾野着15:55。飯能でのギョウザとビールは予定していた。まきの山道は情報よりも、やぶは無かった。中程左岸に移る道を見落とさないよう。沢身は短いので、入口の橋から入ったら良い。
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第4507回 尾 瀬 6月24〜26日 「アルバム」に写真掲載
24日 梅雨の真ん中ではあるがそれほど天気予報は悪くないので予定通り東京発6:36の上越新幹線「たにがわ401号」で出発。上毛高原からのバスは比較的空いていた。戸倉で乗り換えて鳩待峠に向かう間に雨が降り始める。仕方なく雨支度をして11:00尾瀬ヶ原への下りにかかる。途中、雨も上がり雨具を脱ぐ。12:05山の鼻着。昼食休憩後まず研究見本園をひと回りする。今年はカキツバタが見事だ。サギスゲの白い穂も。そのうち雲に隠れていた至仏山も姿を現した。13:10山の鼻に戻って尾瀬ヶ原に歩を進める。咲き残りのミズバショウやリュウキンカなども見られたが、昨年より花が少ない印象。特に竜宮、見晴など原の東部がさみしい。のんびり休憩を取りながら歩いて、見晴の尾瀬小屋には15:45に到着した。この辺りはレンゲツツジがきれい。かつて何度もお世話になった、小屋の以前のオーナーである星さんが来られており、旧交を温めることができた。何でも6月20日に遅霜が降りたとかで、不順な気候が花の少ない原因ではないかとの話だった。夕食は洋風。20:00消灯。
25日 朝霧が青空に変わる中、6:35まず軽装で三条ノ滝を目指す。Tさんは別行動で写生。今日は燧ケ岳も姿を現している。相変わらずのぬかるみ道を辿って8:25滝に到着。やはり梅雨時は水量が多く迫力がある。帰路は兎田代経由とする。途中ホウの木の花を愛でる。燧裏林道に登りつくまで急登だが、その後はアップダウンの少ない道で、ブナを中心とした美しい森に癒される。小屋に戻って昼食後全員揃って11:37尾瀬沼への登りにかかる。晴天に木々の緑が美しい。13:20白砂湿原着。池塘に映る青空と雲、足元にはタテヤマリンドウ、ワタスゲが揺れる池塘に舞うルリイトトンボの群れ。この小湿原に25分も足を止めることに。そこから17分ほどで尾瀬沼畔の沼尻。火災にあった休憩所は再建されたがまだ売店営業はしていない。尾瀬沼北岸に連続して現れる湿原ではコバイケイソウが盛りだった。長蔵小屋着15:20。晴れて暑かったせいで小屋前で飲む生ビールが美味かった。夕刻は湖畔に作られたテラスに出て夕景色を楽しむ。燧ケ岳の肩に日が沈み、茜に染まった空に遠く景鶴山のシルエットが浮かんだ。
26日 少し雲が多いがこの時期としてはまずまずの天気。小屋の売店はなかなか充実していて、藤江先生の絵葉書もある。少し買い物もしてから朝食。6:50小屋を後にして沼の岸を三平下へ。ここでスケッチをして大清水に下山するTさんと別れ、南岸の道を進む。7:40沼を離れ、台風のせいか風倒木の目立つ森の中をゆるやかに20分程登ると大清水平。ひと気の全くない静かな湿原からは燧ケ岳も見える。更に小湿原が続く道を緩やかな登りが続いて9:22皿伏山頂。展望もない山頂だが前後はダケカンバの巨木が多く、葉はまだ新緑の色でとても素晴らしい。一旦セン沢田代まで下って白尾山への登りにかかる。時々倒木に行く手を遮られながら11:45白尾山の頂上。頂上手前ではムラサキヤシオが開花していた。白尾山から先にも小湿原がいくつも現れ、とりわけタテヤマリンドウが見事。満開の花をつけたドウダンも多い。反射板のある所から富士見峠までは車道歩きとなる。倒壊状態だった富士見峠の小屋は撤去されていた。そこから最後の登りで13:28アヤメ平。クリアではないながらも燧ケ岳、景鶴山、平ヶ岳、至仏山などが望まれる原の中央で長めの休憩を取り、鳩待峠への下りにかかる。アヤメ平や横田代では尾瀬ヶ原より花が沢山見られた。15:27鳩待峠に下山。すぐマイクロタクシーに乗車でき、更に運転手さんからこのまま沼田駅まで行っても良いとの提案。バス代と同料金で、路線バス利用よりずいぶん早く沼田に着くことができた。長丁場でお疲れの参加者が多く、反省会参加は2人だけ。
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第4506回 稲 含 山 6月18日
上信電鉄高崎駅発8:59に乗車して下仁田駅10:02着。車中から今日登る稲含山が見える。一人が急遽体調が悪くなり不参加になる。タクシーで40分。下仁田から入るルートは途中から道が悪く、雨でも降ったら轍で通行できなくなると、運転手さんに脅かされながら、なんとか峠駐車場に着く。10:52スタート、すぐ茂垣峠をすぎ下仁田稲含神社11:40着。神社わきにトイレがあった。そこから軽く登って稲含山山頂11:49着。360度の見晴らしで、すぐわかる荒船山を中心に西上州の山々を楽しむ。ややもやっており、冬場ならばもっと綺麗に見えるだろう。狭い山頂で昼食をとり、12:27下山へ。下仁田稲含神社に戻り、12:41荒れた旧社を通り一の鳥居でタクシーを呼ぶ。夫婦ケヤキも神の池公園もカットして峠駐車場13:31着。14:00過ぎにタクシーがきて下仁田駅へ。駅前の売店でビールを購入、14:40発に乗って車中で乾杯。高崎駅経由で帰京。
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第4505回 明 星 ヶ 岳 〜 明 神 ヶ 岳 6月17日
小田原駅東口8:55発桃源台行きのバスに乗車。宮城野橋9:30下車。梅雨の晴れ間の日差しは強い。標識に沿って舗装道路を行き明星ヶ岳入口10:00出発。樹林の中の急登を行く。暑いし急だし結構きついが480メートル程の高度を稼ぐ。木々の緑が濃い中、視界が開け11:03箱根大文字焼きの上部に出る。南に箱根の山々、神山、駒ケ岳等、西へ金時山、富士山等、登り開始の宮城野、強羅、大涌谷も見えて気持ち良い。さらに樹林を進み明星ヶ岳への分岐に出て右へ5分ほど行くと明星ヶ岳である。分岐へ戻り明神ヶ岳へと進む。展望のない木々の中のアップダウンを繰り返し宮城野への分岐12:32。最乗寺への分岐も過ぎ、明神ヶ岳13:40着。裾野は雲の中だが富士山を正面に見ることができた。山頂は植生保護の立入禁止用ロープが張られ、ベンチなども置かれていた。さらになんと山頂にN夫妻が出迎えてくれて驚いた。そしてここでMさんが体調に不安があるので先に下山したいと申し出があり了承し、後に無事に下山したと連絡が入った。下山はV字状になった個所もあり、歩きにくかった。勾配の急な道を下り神明水15:18。以前は涸れそうだったが今日はよく流れ出ていた。ここからもなかなかの下りで見晴小屋を過ぎ、大雄山最乗寺へ下り、見事な杉の大木の参道を通り、道了尊バス停発17:35に乗車した。大雄山に出て、ここからは大雄山線で小田原・JR組と、バスで新松田・小田急線組と分かれての解散とした

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樹林の中の登り |
箱根大文字焼からの眺め |
大文字焼からの富士山 |
縦走路に咲くヤマボウシ |
明神ヶ岳山頂に到着 |
最乗寺分岐から相模湾を望む |
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第4504回 奥秩父 甲武信岳〜十文字峠 6月11〜12日 中止
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第4503回 大 陽 寺 〜 霧 藻 ヶ 峰 6月4日
3日朝まで雨予報のため4日に順延。前日のタクシー予約時に大陽寺から入れないことが分かり急遽コースを変更しバスで三峯神社側から入る。西武秩父駅9:10発急行バスで三峯神社へ。駐車場入口200m手前の所で渋滞になり10:35バスを降りて歩き10:47バス停出発。右手の階段を上がりビジターセンター前に出てシャクナゲ園から霧藻ケ峰に向かう。シャクナゲの花は残念ながら終わっている。10:55神社からの道に合流。鳥居を潜ると行き先別のカウンターが設置されている。11:10妙法ケ岳分岐を過ぎて緩やかな登りが続く。次の妙法ケ岳分岐で小休止。道は徐々に傾斜が増してきて12:30地蔵峠着。大陽寺への分岐があり海抜1500mの標識が建つ。12:35三角点に出ると展望が開け両神山が見える。三角点から一旦下り登り返すとトイレあり。その先に秩父宮夫妻のレリーフが嵌め込まれた大岩と霧藻ケ峰休憩舎で12:45着。6月第1日曜日は奥秩父山開き。レリーフ前で神事が行われたそうで、私たちが到着した時は休憩舎前は大勢の人々で賑わっていた。写真を撮り13:15まで昼休憩。来た道を戻り14:45ビジターセンター着。トイレ休憩後、15:30発バスで2人が下山する事になり15:05三峯神社に向かう。2人と別れ神社裏から裏参道を歩きだすとすぐにリーダーが吐き気をもよおし裏参道鳥居の手前で暫く休憩。30分ほど休むと気分も良くなったが裏参道下山は諦めバスで降りる事を決め三峯神社バス停へ。16:30発バスに乗り西武秩父駅17:46着。18:00発飯能行きで帰途につく。メンバーの皆さんには迷惑をかけてしまい申し訳ない山行になってしまった。
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第4502回 苗 場 山 6月3〜4日
初日に苗場山を登って山頂ヒュッテに泊まる計画だったが、台風くずれの低気圧と前線の影響が残るため、初日は麓の和田小屋に宿泊し翌日に日帰りで苗場山をめざした。全員同じ列車に乗車して越後湯沢駅に9:00過ぎに到着。時間に余裕があるので、手前でタクシーを降りて道路を歩くが、途中で小屋の従業員のクルマに載せてもらい10:30に和田小屋に着く。天気は曇り一時雨。風が強い。1時間ほど明日歩く「秡川コース」を下見する。途中で山頂を目指す若者パーティに会い激励する。夕食までゆったりと過ごし(少し練習)小屋の夕食の後は翌日に備えて19:30に就寝。
4日は晴れて稜線から日の出が見えた。立派な朝食の後、6:50に出発。静かで湿っぽい樹林帯をあまり休まず歩いて9:10に中の芝に着く。9:50に小松原分岐を経て少し行くと残雪が現れストックを使いながら快適に歩く。一度夏道が雪で覆われてルートを失うがすぐ引返して事なきを得る。10:15に神楽ヶ峰を通過。地図には明確に「神楽ヶ峰」と記載されているのに、現地に明確な表示はなかった。11:00頃、鞍部まで下って苗場山への最後の登りに備えて十分にエネルギー補給をする。岩だらけの急登を頑張り12:00に山頂に着く。苗場山は独特だ。平坦な山頂に多くの池塘があり、ちょうどいい具合に残雪があって素晴らしい。心に残る景色だ。山頂ヒュッテには10人宿泊したがキャンセルしたのはわれわれ5人だけだったそう。最高の条件で景色を堪能した後13:30過ぎから登ってきた道を引き返す。タクシーを予約しているので、神楽ヶ峰との鞍部と中の芝で少し休んだだけで町営駐車場までほぼ直行。17:00過ぎに着いたが行動時間は10時間を超えた。全員で駅前の江神温泉に直行して汗を流し居酒屋で軽く反省して20:30の新幹線で帰京する。
”天上の水面温めく(みなもぬるめく)苗場山”

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神楽ケ峰から苗場山 |
群生するシャクナゲ |
可憐なシラネアオイ |
青空とミネザクラ |
苗場山山頂 |
池塘と山頂ヒュッテ |
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